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友達以上、恋人未満。【創作BL】
日時: 2022/03/26 11:08
名前: ああ (ID: dfg2.pM/)



「ねぇ、千輝?」
「…なに、晴樹」
「あぁもう!『はるきゅん』って呼んでよぉ」
「いや呼ばねぇよ!」


……俺と晴樹は“友達として”仲良しだ。
だけど__
いつからだろう、俺は、俺は…

___お前を、好きになってしまった。


××××××××××××××

千輝を“友達として”好きな「日々村 晴樹」
×
晴樹を“恋愛として”好きになってしまった「花河 千輝」。

××××××××××××××

初投稿として頑張ります。
良ければ観覧してください。

Re: 友達以上、恋人未満。【創作BL】 ( No.1 )
日時: 2022/03/26 11:31
名前: ああ (ID: dfg2.pM/)


月曜日の朝。
だるい体を起こし、目をこする。…ああ、今日からまた1週間が始まるのか。そう考えるだけで吐き気がしてきそうだ。
時計を見れば、……え。

「『7時30分』…!?」

ええっ。やばいやばい、遅刻する。いつもなら今頃家を出てるのに。
…新しい一週間が始まるってのに、俺は最悪のスタートを切った。

**

「で、結局遅刻してきたわけ?」

隣の席の晴樹がニヤニヤしながら冷やかすように話す。あぁ、やっぱり今朝のこと、晴樹に話さなかったらよかったな。

「そうだよ。てか、晴樹お前起こしにこいよ」
「えーなんでー」

軽く冗談をつけば、晴樹はクスクスと笑う。晴樹は気楽でいいな、って心の隅っこで思ってしまう。

「てか、ちあきゅんが遅刻すること自体珍しいじゃん」
「ちょ、そのあだ名で呼ぶな」

確かに俺が遅刻するのは珍しいし恥ずかしい。でも、それ以前にそのあだ名を呼ばれる方が恥ずかしいに決まってる。

「えー可愛いじゃん。ちあきゅん」
「おいやめろって」
「ちあきゅんも僕のこと、はるきゅんって呼んでもいいんだよ?」

…全く。晴樹はすぐ調子に乗る。だけど顔は俗に言うイケメンで、髪もツヤツヤ。女子にも人気だ。そんなやつに俺は弄ばれてる。これはイライラするしかないだろう。

「はあ。やっぱ俺、お前嫌いだわ」
「なんでそんなこと言うのっ」

あはは、と、つい笑ってしまう。
イライラはするけど、嫌いだなんてウソだ。
むしろ、俺は__

お前のことが、好きなんだから。



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