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刻一刻と刻まれる暖かさ
日時: 2023/07/14 23:21
名前: Cellさん(PCアクセス垢) ◆HWrw9zvFs2 (ID: .TBODMPV)

※異形、壮絶過去、ファンタジーが無理な人は詠まないで下さい。
中の人からのコメント↓
ミニ小説です。めちゃめちゃ短いです。
南京錠頭のクイードゥさんと時計頭のウォアくんがいちゃついてます。
主人公はクイードゥさん目線です。
それではどうぞ。




頭が痛い。頭なんて空っぽだっていうのに。
南京錠のような頭に脳そのものはないらしい。
クロポッドの言うことだから、まただろうと思ったが、あの鐘のトーンは本当だろう。
俺らの頭には、脳が詰まっていないらしい。
こうやって頭痛がする度考えるが、前のアタマはどうなったんだろうか。
そんな思考を遮るかのように、何時もの声が聞こえた。
「クイードゥさ~ん?」
「...ウォア」
この時計頭はウォア。煩わしい奴だ。
だが、唯一俺に最後まで踏み入ってくれるやつでもあった。
「こんな時間に何してんだ...」
「いや...眠れなくて」
「だからって俺の部屋に遊びに来るな。」
「あはは、いいじゃないですか~......もしかして、クイードゥさんも眠れないんですか?」
「......そうといやぁそうだな」
「じゃあ僕がおまじないをかけてあげますよ!」
「......いらな...んぐっ!?」
「あーーキス下手ですねぇ...」
こいつは何がしたいんだ!?
いきなり唇を押し付けて、舌をぶち込もうとしてくる。
「クイードゥさんもおまじない手伝ってくださいよ!あなたがいないと成立しないんですが!!!」
「な...やめ...何がしたいんだよ!!!」
「いいから舌を合わせて下さいよ」
無理矢理させられたキスの味は、温もりで溢れた優しい味だった。

Re: 刻一刻と刻まれる暖かさ ( No.1 )
日時: 2023/07/21 00:55
名前: Cellさん(PCアクセス垢) ◆HWrw9zvFs2 (ID: .TBODMPV)

どうせ何にもないんだから、何もかも捨てたらいいのかもしれない。
ウォアの事も、何もかも。
口付けなんて概念があるから、俺は愛してしまいそうになったんだ。
誰も愛さなきゃいいものを...
俺は黙って目を閉じた。

追記:視点が途中で切り替わります。


眠っていたのに目が覚めた。
いつもの事だった。
もう睡眠薬ないか...
明日、あそこに買いにいかなきゃだ...
あの日僕が後悔した事、眠りについている間は少し忘れられるんだ。
でも、考えてしまってわすれることができない。
彼となら眠れるかもしれない...そう思いながら、彼の眠った布団に潜った。


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