BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- (BL)冒険家と小さな勇者(ダイロク編)
- 日時: 2024/02/18 08:53
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
初めまして。女剣士と言います。
普段は二次創作小説(新・総合)にいますが、こちらでもお話を描こうと思って来ました。
こちらでは初参加なので、宜しくお願いします。
・この小説はオリジナルです。
・荒らし 意味不 文句を言う方は、お断りします。
・時にはGL風味も含みますので、ご了承下さい。
・以下の点で大丈夫な方は、読者と認めます。
第1章:2人の決意 >>
キャラ紹介
リクエスト募集
雑談と次回予告
今後の更新内容と活動予定
元ネタ講座
登場作品紹介
スレッド誕生日:2月18日
- Re: (BL)冒険家と小さな勇者(ダイロク編) ( No.1 )
- 日時: 2024/02/18 09:55
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「さらば、デルムリン島」
【デルムリン島】
「爺ちゃん。行ってくるね」
「ダイよ。疲れた時は、いつでも帰って来るんじゃぞ!」
おれはダイ、本当の名前は分かっていないけど。
此処は小さい時に流れ着いた島で、鬼面道士・ブラス爺ちゃんに拾われたんだ。
ほんの幼い時に、勇者の話をしてくれたけど。
おれはそんな真の勇者になる為、何年も修行して来たんだ。
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『シュタッ』
「ダイ様。お迎えに参りました」
ダイ「ありがとうフェルン。じゃあね、爺ちゃん」
彼女はフェルン、フリーレンの1番弟子。
出会ったのは彼女が森で迷ってた時らしいけど、今は立派に成長している。
時には母さんのような一面もあるけど、ある時はキツく当たる時もあるみたい。
トベルーラとも違うけど、こうして移動するのは楽しいなぁ。
もう……、島があんなに小さくなってるよ。
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『シュタッ』
「私は宿を取ってきますので、お知り合いに挨拶を済ませて来るといいでしょう」
ダイ「うん。此処は?」
フェルン「ランカークス村です。では、また後ほど」
つまり、ポップの故郷に来たんだね。
ポップはこの村出身だけど、ある時アバン先生との出会いで村を飛び出しちゃったんだって。
確か、14の時だってポップは言ってたけど。
此処まで連れて来てくれたフェルンに、何かお礼した方がいいかな。
するとおれは、誰かに連れ去られてしまったんだ。
駄目だ……声が出ない……、助けて……。誰か……!!!
そう諦めかけていた時、素早い動きで敵を倒していったんだ。
だけどおれは、その人を見ることが出来ず……気を失ってしまったんだ。
2話に続きます。
- Re: (BL)冒険家と小さな勇者(ダイロク編) ( No.2 )
- 日時: 2024/02/18 10:49
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「元恋人の元へ」
【ランカークス村 ポップの家 2階】
「イッブイ♪」
ダイ「イーブイ…。君がそばにいてくれたんだね?」
「ああ。こいつが知らせてくれたんだよ、ダイが倒れたってな!」
イーブイ「ブーイ♪」
この声、見間違えたりしない。
ゆっくり目を開けると、そこには共に旅をしたポップがいた。
1年振りに会えたけど、今ポップはレオナと幸せに過ごしている。
おれがいなくなって暫くした後、ジャンクさんがレオナに言ったらしいんだ。
あの人なりに、ちゃんと支えてくれる人を見つけたかったんだろうね。
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「ダイ君が持ってるバンダナの人、今は食料調達に行ってるわ」
ダイ「レオナ……。あの時おれを助けてくれた人って一体…?」
レオナ「特徴は…。確か青いバンダナを身につけていたわ、腰のとこに短剣があったわね」
ポップ「レオナ。今はあまり動くなよ、母さんの手伝いを頼むわ」
レオナ「分かったわ。ポップ君、あとは頼むわね」
良かった、レオナは変わっていない。
あれから、ポップと支え合いながらお店を頑張っている。
少しだけレオナの右手を見たんだ、そこには結婚指輪が嵌めていた。
ヒュンケルと旅をしたかったけど、ラーハルトに連れられて……今は長い旅に出てるってチウは言ってた。
マァム……、あれから元気にしてるかなぁ。
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「ダイ君。今マァムがこの近くまで来ているの、魔導の力を持ってる人と一緒にね」
ダイ「えっ?!」
レオナ「あたしは大丈夫。ポップ君がそばにいるから」
ポップ「ああ。苦戦しているみたいだ、だから頼む…ダイ!」
ダイ「うん。俺いくよ、マァムを助けなきゃ」
村の入口にマァムがいる、だけど…敵と戦っているみたいだ。
マァムも強いけど、一緒にいる人も強い。
更に早足になり、ポップたちが言ってた場所に向かうと。
同行者の人がピンチで、マァムも耐え続けている。
大丈夫、今度はおれが2人を守るからね。
3話に続きます。
- Re: (BL)冒険家と小さな勇者(ダイロク編) ( No.3 )
- 日時: 2024/02/20 08:10
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3話「少女の想い」
【ランカークス村の入口】
『ギュッ』
「ダイ……、また助けて貰ったわね」
ダイ「うん。初めてマァムに会った時は、君に守られてばかりだったからね」
マァム「ええっ。懐かしいわね、あの頃が」
マァムは、おれより4つ歳上だけど。
沢山の闘いの中で、おれは彼女に守って貰っていたんだ。
フレイザードとの戦いでは、おれがマァムを助けなきゃいけないって事も沢山あった。
おれはマァムが好き、マァムもおれを好きでいてくれるけど。
でも、今は……その思いを伝える事が出来ない。
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『シュタッ』
「だからって、何も言わないのはよくないだろ?」
『ロック(さん)!』
ロック「伝えるんだ。今秘めている想いを…」
ダイ「…………。そんな事……、そんな事おれには出来ないよ!!」
マァム「ダイ!!」
ロック「ティナ。マァムを頼む!」
ティナ「ええっ!!」
駄目だ、これじゃあの時と一緒だ。
ヒュンケルとクロコダインを助けたくても、おれは怖くて逃げ出してしまった。
ずっと一緒にいてくれたポップに、飽きられるかと思っていたけど。
そんな様子はなくて、凄く安心したけど。
なのに皆はまだ、おれなら何とか出来ると思い…本物の『勇者』だと思い込んでいるんだよね。
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「無理だよ。こんな力があっても、アイツを…バーンを倒せないじゃないか!!」
「それでも。俺たちがやらなければならないんだよ、ダイ!」
ダイ「えっ?」
BGM設定:FF8よりLove Grows
ロック「俺もさ。エアリスに面と向かって言えなかった事があったけど、クルルに言われたんだよ。『今。ロックさんの口から想いを伝えなきゃ、後悔するよ』てな」
ダイ「…………。クルルが………」
ロック「ああ。クルルもそうやって、目の前でガラフを失った事があるんだ」
その出来事は多分、クルルが体験した事だよね。
マァムと同じように、いつも助けに来てくれたけど。
今度はクルルが危なくなり、ガラフが1人でそいつに立ち向かったんだよね。
そしてソイツに一太刀浴びせた後、ガラフは帰らぬ人になってしまった。
嫌だよ…こんな衝撃は……、アバン先生と同じ結果じゃないか!!
4話に続きます。
- Re: (BL)冒険家と小さな勇者(ダイロク編) ( No.4 )
- 日時: 2024/02/26 23:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第4話「第3の兄弟子」
・ダイ視点
【ランカークス村の入口】
「落ち着いたか?」
ダイ「うん。こんな姿、マァムに見せたくなかったからさ」
ロック「そうか。今は誰もいないから、もう少しだけこうしているといいさ」
初めて経験したけど、ロックに抱きつくのは悪くないかも知れない。
ポップや父さんとも違う暖かさがあって、マァムにも負けていない優しさもある。
ロックにも過去に、大切な人を無くしてしまったんだろうな。
おれはその時に思った、この人の笑顔が消えるのは…もう嫌なんだと。
安心したら、また涙が出て来てしまった。
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ダイ「ロック…。おれ、ロックの事が……好きだよ」
ロック「俺も。俺も…ダイが好きだ」
マァムの事はそれ以上に大好きだけど、おれにとってロックは3人目の兄さんみたいな人だ。
末っ子同然でもあるおれを、優しく包み込んでくれるから…凄く安心するんだ。
それにこの人の目、綺麗だなぁ。
色が何かで変わるってバッツから聞いていたけど、時には弱い所を見せて欲しいな。
5話に続きます。
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