BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- { 雨 } ブルロ カイ冴
- 日時: 2024/10/25 23:19
- 名前: こぁサン (ID: xXhZ29pq)
カイザー×冴 ブルロ
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「…雨は嫌いだ」
せっかく休暇が被ったというのに今日の天気は
ねずみ色の空。目の前には台風という文字。
急に発生したと言われる憎らしい台風。
俺が今日という日をどれほど楽しみにしていたのか分かるのか?
おいそこのお前に言ってんだ台風 聞いてんのか?
「…?何だ、急に」
室内にいるというのに雨が地面に打ち付ける音とニュースの音で
冴の声が聞こえにくい …それに
「サッカーもできねぇ」
「…あぁ」
いつもよりも聞こえにくくなった冴の声は、
いっそう愛しく感じられる。 だが…、
「気分が乗らねぇ」
クソ不愉快な天気だ。
「そうだな それに…、」
「「…」」
…あ?さっきそれに…って言ったよな?俺が聞こえてないだけか…?
…いや、俺が冴の声を聞き逃すはずがない
だがいつまでも話さない冴に自分を疑ってしまう
何か話そうか、そう考えを巡らせる
「…し、」
…し? 確かに聞こえた冴の声に集中する
「すぐシーツ…、 干せ、 ねぇだろ」
途切れ途切れの声、どんどん小さくなってゆく声
どれも冴の声なんだとどうしようもなく愛しい気持ちにな… …
「シー……ツ」
シーツ?頭の中でシーツという三文字が
ぐるぐると回る
「…」
冴がシーツ、という単語を言った理由を一つ思い付く …
「おいおい、冴 もしかして俺を…、
誘っているのか?」
「…るせ、…その頭で考えろ」
ぷいっとそっぽを向いてしまう冴
「…この、分からず屋」
べーっと舌を出しわかーりやすく煽ってくる冴
「…、一応のため言っておくが…冴、が分かりにくいんだからな?
さっきの一言で全て理解できるのは俺のみだと思え。」
「…しーーらね、もうい「明日はなにも予定、ないな?」
下に目線を向け自身の手をじーっと見つめる冴
そして軽くため息をつく
「仕方ねぇなぁ」
「言っておくがお前から誘ったんだからな?
なに自分は仕方なく乗ってやってるみたいな顔してんだ」
「何の事だか。」
そう言いスマホに目を向ける冴
「……明日もまだ雨だな」
「…」
スマホをぴょいっととりテーブルの上に置く
「ぅぁ"、おいカイ「しーっ」
分かりやすく冴の肩がびくっとはねる
腰に手を回し耳元で口を動かす
「…この腰、明日には使い物にならなくなるぞ」
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一作目--!
回覧感謝です!
カイ冴が増えることを願って…
ばいちゃ!