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- いっしょだね。
- 日時: 2024/11/23 23:28
- 名前: ゆれる (ID: fMHQuj5n)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14055
重いです。死ネタ注意。
バドエンですので、地雷の方はブラウザバックを推奨します。
幼馴染の半共依存です。
- Re: いっしょだね。 ( No.1 )
- 日時: 2024/11/23 23:58
- 名前: ゆれる (ID: fMHQuj5n)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14055
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「おはよ」
耳によく馴染んだ彼の声が聞こえる。うっすらと目を開けると、そこには想像していた通りの彼の笑顔があった。怠い体を起こし、彼に挨拶を返す。
「…ぉはよ、う」
俺の口からこぼれたのは酷く掠れた声。そんな声でも、彼は嬉しそうに目を細める。
「今日はちゃんと起きれたね、えらいえらい」
ペットを愛でるような声色で俺に話しかけてくる。いつからこうなっていただろうか。
彼─月城奏とは、俺の記憶にない時から、ずっと一緒らしい。いわゆる「幼馴染」と言うやつだ。小、中学と同じ学校で、不登校気味の俺を毎朝飽きもせず起こしにくる。正直言って、少しうざい。
奏の手を振り払い、
「やめろ、変なことすんな」
とわざと突っぱねる。
そうしたときのしゅんとしたしおらしい顔が何故だかとても魅力的に思えて、ついついいじめたくなってしまうのだ。
「俺のこと、秋は嫌い?」
「んな訳ねえだろ、冗談冗談」
こうしたやり取りも、もう何回と繰り返してきたか覚えていない。飽きもせず、ずぅっと。いつか終わらせようと思っても、いつまでも奏の視線に囚われる。
また今日も、彼に依存する。
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