BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 好きの二文字が言えたなら
- 日時: 2025/01/22 21:31
- 名前: なちゅ (ID: rfy7IlR/)
※百合です。
登場人物
泉崎 咲(いずみざき さく)
秋村 凛華(あきむら りんか)
咲目線です。
- Re: 好きの二文字が言えたなら ( No.3 )
- 日時: 2025/07/12 19:00
- 名前: 恋愛女王りのん (ID: R9wydAGD)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
面白い小説でした!
私も恋愛小説書いてるんですけど、めっちゃ参考になりました!!
改行とかもしてあって読みやすかったです。
私は初心者で小説書くの始めたばっかなので、わかりませんが小説家に向いていると思います!
仲良くしましょう!!
- Re: 好きの二文字が言えたなら ( No.4 )
- 日時: 2025/07/18 22:25
- 名前: なちゅ (ID: RnONI8ST)
恋愛女王りのんさんへ
ありがとうございます!そう言っていただけて
光栄です。
こちらこそよろしくお願いします!
- Re: 好きの二文字が言えたなら ( No.5 )
- 日時: 2025/07/19 19:21
- 名前: なちゅ (ID: RnONI8ST)
今回は咲と違う子のストーリーです。
たぶんバドエン(?)です。
登場人物 泉崎 咲(いずみざき さく)
奥村 美羽(おくむら みう)
美羽視点
咲は私の友達だ。
毎日話して、同じ漫画を読んで、下らないことで笑って。
それだけで十分だと思っていた。
でも、ある日気づいた。いや、気づいてしまった。私咲のことが「好き」なんだと。
友達としてじゃなくて、もっと近くにいたいと思ってしまっている自分がいることに。
最初はよく自分でもこの気持ちのことがわからなかった。咲が誰かと楽しそうに話しているだけで心がもやっとする。
「どうして私じゃないんだろう」
そう思ってしまう自分が怖かった。
でも、この思いはしまっておかなければ。
だって、咲には好きな人がいるから。
最初から分かっていた。小学校から好きって笑いながら話していた。
どうせ届かないって分かっていているのに、それでも離れたくないって思ってしまう。願ってしまう。
この気持ちは誰にも言わない。
壊さないために、〝友達〟を。
そんな思いを知らずに、咲は私に笑いかける。
「ねぇ美羽は今度の夏祭り一緒に行く人決めた?」
本当は一緒に行きたかった。でも私は
「うん。別のクラスの友達と行くよ。」
離れることを選んだ。
夏祭り当日
色とりどりの提灯と屋台の明かりが揺れる中、私は一人で歩いていた。
行くとは言ってしまったので仕方なく一人で来たのだ。
(もう帰ろうかな…)
そう思ったとき、背後から声をかけられた。
「あれ、美羽じゃん!一人?」
驚いて振り向くと、咲が大きく手をふっていた。
「や、やっほー咲。実は迷子になっちゃって…」
また嘘をついてしまった。
「まじ!?じつは私もなんだよねー。」
そう笑う咲を見ると心が軽くなるのが分かった。
二人で屋台を周りながら友達を探した。(咲の)
笑いあい、軽く話ながら歩いていると、そのうち人混みに押されて気づけば少し離れていた。
「また迷子になりそうだねー。よし!」
咲の手が私の手をつかむ。
「え……!?」
「離れないように手繋ごう。」
突然のことに驚く私に気づかず咲に引っ張られる。
「ありがと」
うわずった声で言うと咲はにっこり笑う。
「別にいいよ。友達だし。」
その言葉が頭の中で反響する。
「友達だし」
その言葉にはどこか優しさが込められていて、それがまた胸をしめつける。
でも今だけでも、私は強く手を握り返した。
しばらくして、咲の友達であり、好きな人である凛華ちゃんに合流し、もうお別れだ。
歩いていく、二人の背中をみていると咲の楽しそうな顔が見える。
二人が手を繋ぐ。その姿はあの時とは違う。
〝友達〟ではない、〝恋人〟のようだった。
「やっぱり幸せそうだな」
それでも咲の幸せを願っている。
悲しけれど、あのぬくもりだけは絶対に忘れない。
私があの手を握ることはもうできないのだから。
- Re: 好きの二文字が言えたなら ( No.6 )
- 日時: 2025/12/08 20:00
- 名前: なちゅ (ID: 4YeKJkUh)
登場人物
泉崎 咲(いずみざき さく)
秋村 凛華(あきむら りんか)
青海 怜(あおうみ れい)
最近凛華に避けられている気がする。
私が話しかけるといつもは、のってくれるのに近頃、言葉にも少し距離を感じる。
教室で頭を抱えていると、廊下から黄色声援が聞こえてきた。
(もしかして……)
廊下には女子の集団がおり、その中心に背の高い人物が見える。
青海怜。最近東京から引っ越してきた転校生。
黒く綺麗に整ったショートの髪に、白い肌。ハーフだからか外国の血を感じる碧い目。あれで頭も良くて、運動もできるのだからモテないはずがない。だが、あの子女の子なのだ。聞いた時は驚いたが、良く見ると動作などに女の子が出ている。
普通であればそんな人気者の彼女に、私が注目することはないのだが、一つ問題がある。
彼女が凛華と幼なじみなのだ。
どうやら彼女は中学の時に転校してしまい、また戻ってきたらしい。少しモヤモヤする気持ちを押さえながら廊下をチラリと見る。
すると、バチっと彼女と目があってしまった。
あわてて目をそらし、聞き耳をたてていると聞き覚えのある名前が呼ばれた。
「凛華!」
目線を教室の前のドアに向けると、彼女と凛華が楽しそうに話していた。
「最近寒くなってきたけど、大丈夫?凛華って寒暖差弱いでしょ?」
「大丈夫。ありがと。怜はいつも優しいね。」
恋人のような会話に心が痛み、教室から飛び出す。
トイレの中で立ち尽くす。
なんで?なんで?なんで……こうなっちゃったんだろう。
視界がぼやける。
私凛華に何かしちゃったかな……。私っていらない?
色んなことが頭をよぎる。
『私じゃなくてあの子の方がよかったのかな?』
私はただ泣き続けることしかできなかった。
- Re: 好きの二文字が言えたなら ( No.7 )
- 日時: 2026/02/27 00:22
- 名前: なちゅ (ID: 1UKIMhod)
次の日のこと。
その日は、大雨だった。
「頭…痛た……」
激しい頭痛に襲われながらも、学校へと歩く。
「……っ!」
突然くらっとめまいが起こりその場に崩れる。
だめだ、立てない。足に力が入らない。
「……」
段々と意識が遠のいていく。
「ごめん」
誰に発したかわからない謝罪は雨の音に吸い込まれていった。
「……ん」
目を開けると見たことのある天井。ゆっくりと体を起こすとどうやらここは学校の保健室だった。
「……誰が…」
「俺」
カーテンを開け、入ってきたのは怜さんだった。
「え、あっ、れっ怜さん…」
「驚いたよ。登校してたらまさか雨の中倒れている人がいるなんてね」
怜さんは、私に水を差し出した。
「で?大丈夫?」
「あ、はい。もう大丈夫です…」
うなずき、目線を反らす。彼女はベッドの脇にある椅子に座り、口を開いた。
「…君、凛華と仲良い子だよね。」
その言葉にびくっと反応してしまう。まさか本人からその話題を出されるとは思っていなかった。
「あははー、ま、まぁ仲良くさせてもらってます。でも、最近はあまり…」
笑顔をつくり、適当に受け流す。幼なじみの前で好きな人など口が裂けてもいえない。
「…君、凛華のこと好き?」
「は?」
一瞬頭が追いつかず、言葉が漏れる。はっと我にかえり口をおさえる。
「すっ、すみません!失礼なこと!」
「いえいえ別に大丈夫だよ。君もため口でいいし。で、質問に戻るけど、好き?凛華のこと。」
好き…とは思っている。でもそれを口に出せない。言葉が詰まってしまう。
「あ、えっと…」
「凛華は、君のこと好きって言ってた」
「いつも自分のこと大切にしてくれて、笑顔にしてくれるって、大好きだって言ってた。」
「……でも!」
凛華は私を避けていた。それは間違いないはずだ。
「それは、本人に聞いたほうが早いかもね。」
怜さんは私に美術室の鍵を投げた。
「貸し1ということで。先生には上手いこと誤魔化しとくよ。」
口元に指をあて、ウィンクをした。そして、笑顔で保健室のドアを指差した。
「…あっありがと!」
急いでドアを開け、飛び出していく。
この時間ならまだ休み時間。間に合うはず。
この時だけは、廊下を走らないというルールを破らないわけにはいかなかった。
「……昔からみーんな素直じゃないなー。」
保健室に残された怜は誰に言うわけでもなく、呟く。
「……これは凛華にも貸し1かな。」
ふっと頬を緩ませ、椅子から立つ。
「さて、先生妨害に行きますか~」
彼女は軽やかな足取りで、保健室を後にした。
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