BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

最後の夜、君ともう一度。
日時: 2025/07/12 18:47
名前: 恋愛女王りのん (ID: R9wydAGD)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14161

プロローグ
人生は全て上手くいくと思っていた。君に好きになってもらうためにたくさん自分磨きを頑張った。メイク研究。ヘアアレンジ研究。ファッション。言葉遣いまで。そしてついに、学年1可愛いといわれるようになった。人気者になった。男子にももてるようになった。なのに、なのに、なんで君は私の良さに気づけないの?君は私がいるじゃん。ずっと近くに隣にいた。恋愛って難しいな…

1懐かしい記憶
ふと隣を向く。きれいな夕日の背景をばっくに整う横顔があった。(カッコイイ…!!)幼馴染の日比谷玲央(ひびやれお)のことを男子として意識しだしたのはこのころだった。そう、私、相場莉音(あいばりのん)はこの日から幼馴染のあいつ、玲央のことを好きになっていた。

2恥ずかしい勘違い
私、相場莉音。高校一年生。私は幼馴染のあいつ、日比谷玲央が好き。かっこいいし、さりげなく優しくしてくれる。口は悪いけど、そういうところ全部が好きになっていった。「ねぇっ!ねぇってば!!」誰かの声で目が覚めた。「莉音何ぼぉっとしてんの?もう休み時間だよ?」そこで今どんな状況か把握した。私は今学校にいて、眠たいなぁーって思ってたら寝ちゃってたんだ!そして休み時間が始まったと。「ぼぉっと何かしてないもんっ」「もぉー莉音は素直じゃないなぁー」この子は私が高校生になって、初めてできた親友。名前は、白石桃亜。(しらいしももあ)女子力が高くて、めっちゃ可愛い女の子。そんな桃亜とはすぐ仲良くなった。「で?何?」「冷たくないっ?莉音ひどぉいー」そんなこんなで桃亜と話していると、玲央に話しかけられた。「ちょっときてくんない?」玲央はそう言って教室を出て行った。私は嬉しくて飛び跳ねちゃいそうになった。だって教室のみんながいる中、玲央が私に話しかけに来てくれたことなんてめったにない。そんなことを考えながら、玲央のあとをついていくように、教室を出た。玲央は階段を上がっていく。「待って!」私はとっさに叫んでいた。玲央の足の速さについていけるわけない。「は?」玲央は一瞬だけ振り向いてそうつぶやいた。「俺お前呼んだんじゃねぇけど。」(え…私じゃないの?私何勘違いしてんだろ…)「白石呼んできてくんない?」「えっあっうん」私は逃げるようにして、その場を去った。(何で?何で?私を呼んだんじゃないの?)教室で桃亜を待っていた時間はすごく長く感じた。
3恋のライバル
「りーのーんっ!だたいまぁ!」「わぁ!!びっくりした!急にこないでよー」元気をふるまって見せるが、内心辛かった。桃亜がめちゃくちゃ笑顔だからだ。二人で何話してたの?何してたの?何でそんな笑顔なの?桃亜も玲央が好きなの?聞きたいことはたくさんありすぎてた。「あっ莉音!親友には嘘はダメだよねっ桃亜好きな人いるんだぁー!」嫌な予感がする。心臓が聞こえるくらいどくどくなっている。「桃亜ね日比谷くんが好きなんだ!莉音日比谷君と付き合ってたりすり?」なんでだろ…私の嫌な予感はいつも当たる。「つっ付き合ってはないよ!」「良かったぁー!莉音日比谷君と仲いいから、心配しちゃったぁー!じゃあ応援してくれるよね?」「うっうん!」恋のライバルが親友だなんて、思いもよらなかった。
4努力は実る
私はその日から自分磨きを頑張った。玲央に振り向いてもらえるように。メイク研究。ヘアアレンジ研究。ファッション。言葉遣いまで。そしてついに、学年1可愛いといわれるようになった。人気者になった。男子にももてるようになった。努力は実ってすべて思い通りにいった。親友でも手加減はしないんだから!私はなぜか自信がつくようになった。帰り道。いつも通り玲央と一緒に帰る。「……」「……」私は沈黙が大っ嫌い。「玲央ってさ好きな人とかいるの?」私はいつの間にかそう言っていた。「ふっ…いると思う?」玲央は優しい。たまに笑う笑顔も。学校では私にそっけないけど、学校外では優しく接してくれる。「いるんじゃない?」「どーだろうね(笑)ってか、いても莉音には絶対いわねぇーけど(笑)」こんなしょうもない話でも、玲央といる時間は特別に思えた。




小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。