『プロローグ』何か一つを懸命に追い求め、努力を重ねて力を得た者を世は『秀才』と呼ぶ。何もしていないように見えて実は人一倍努力している者を世は『天才』と呼ぶ。ならば、本当に何もせず、命令されたことをその場でやってのける者は何と呼ばれるのだろう?そう、これが世間一般の者は『天才』と呼ぶのだろう。否、これは『天才』などではない。ただの、操り人形…マリオネットである。「そうだなぁ、誰かは僕をこう呼んだよ。 操り人形少年…『マリオネットボーイ』と。」