複雑・ファジー小説
- Re: Gray Wolf ( No.95 )
- 日時: 2011/06/24 22:47
- 名前: yuri ◆F3yWwB7rk6 (ID: DOGZrvXb)
- 参照: 最近ユーリ視点のグレウルのネタを夢で見た俺は末期
グレウル小ネタ集②
〜ポニーテール〜
シエラがルリの後頭部を見上げながら感心する。
「わぁー。 ルリさん私と同じ髪型なんですね〜」
「ん? ああ、まあな。 少し武人っぽくしようと思ってな・・・・・・」
共通点が同じである事から親近感を持ったのか、ちょっと説明を付け加えて答えた。
その話で盛り上がっているの羨ましがったユーリが急に後ろ髪の紐を解き、その髪を持ち上げて上に結んでから彼らのところに割って入りに言った。
「俺も結ぶ位置変えればポニーテールだぜっ!」
「あ、ほんとだ!」
「そういえばお前も髪長いんだな」
更にその状況を羨ましがったユナが短い髪を持ち上げて彼らのところに行く。
「ほら! 私も結べばポニーだよ!!」
元気ハツラツとも言える態度で駆けてきたのは良いが、そこで彼らが無言になった。
「‥‥‥」
しかも、その状態でユナを見る顔は非常に強張っている。
そして————————
「「「ぷっ」」」
同時に吹き出した。
「な、何で笑ったの!!!?」
その彼女の問いに3人は口をそろえていった。
『鏡見て来い(ね)』
“ちょんまげ頭”のユナに。
☆ポニーテールは神の髪型だと思う人挙手
〜正しい鎌の使い方〜
絶傷刀————————
その切れ味は凄まじく、ダイヤモンドすら簡単に斬れる優れもの。
「ひ・・・ひぃ!!! ま、待ってくれぇ!!!!」
「もう遅い!!!」
許しを請う老輩の言葉も聞かず、ルリは絶傷刀を構える。
覇気をその刀に込め、深く呼吸をしてから大きく振り回した。
「魔術奥義・絶傷絶命!!!!!!!!」
その大振りと同時に凄まじい突風が吹き荒れ—————————
半径約30mもの草を刈った。
15分もしない内に辺り一面の雑草を全て刈ったルリは、看板を指で示しながら老人に問い詰める。
「『30分以内に全ての雑草を刈る』・・・・・・問題ないよな?」
彼が呼んだ文字の下にあるもう一つの文章を読み、老人は雑草の無い、綺麗な地面で膝をつき、嘆いた。
『見事刈った方には200万z』
「この年金泥棒・・・・・・!」
〜ユーリの長髪について〜
「ユーリって何で男なのに髪伸ばしてんだ?」
勝手に上がりこんで勝手にくつろいでるレンが、部屋主のユーリに訊く。
ボサボサなのに、そこだけはサラサラな長い後ろ髪は紐を外されて下ろされている。
ベッドに寝ながら漫画の単行本を読んでいたユーリが、その質問で起き上がり、自由な後ろ髪の一筋を手に乗せてなぞった。
「・・・別に男だから短髪とは限らねえだろ。 まあ、ビジュアル系?目指してますから」
一拍置いてから白々しい敬語でそう言い返す。
ただ、発言の内容には問題はあったが。
「・・・・・・は?」
「いや、今の時代男臭い奴よりビジュアル系だろ? 中性的な顔立ちで、サラッサラの髪長い奴がモテるんだよ。 いやー、せめて髪だけでもきれーで良かったね」
————————・・・・・・
————————お前はそうまでしてモテたいのか
☆設定上ユーリは中性的な美しさと男前の格好良さが綺麗に合わさった顔立ちって事になってて、一応美形です。