複雑・ファジー小説

Re: Sterdast・Emperor ( No.1 )
日時: 2011/04/10 08:35
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: cEkdi/08)


・・・小鳥のさえずりが聞こえる。

「あ、もう朝か」
私はゆっくり体を起こす。

やっぱり朝は苦手だ。

顔を洗おうとベッドからゆっくり降りた。
床が『ミシッ』と鳴ったけど気にしない。


その後、ゆっくり歩いて洗面所に着く。
鏡には金髪の少女がうつっていた。

顔を洗い終わり、今度は外に出た。

私は、近くの村で働いていた。
今日もそういう1日が始まる・・・

と思っていたのだが・・・


森の小道をのんびり歩いていたが、
突然焦げ臭さが私を包んだ。

気をつけて見てみると、村の方角が赤く光っている・・・

「火事でもあったのかな?」
この時は私はこんな軽い気持ちだった。



だが、いざ村に着くと愕然とした。

火事は火事だが規模が半端ではなかった。
村ごと丸焼けに・・・。

私は炎の中に誰かいることに気づいた。

「まだ、人間がいるぞ!」

炎の影は私を指差し、そう言い放った。

ヤバイ

そう感じた私は森の中へとかけて行った。


「どうしてこんなことに・・・」
私の目から一筋のしずくが落ちた。