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複雑・ファジー小説
- Re: Sterdast・Emperor ( No.6 )
- 日時: 2011/04/11 05:37
- 名前: ミズキ ◆ebVNSpzUfE (ID: cEkdi/08)
ガヤガヤガヤガヤ・・・
「うわぁ、大きい・・・」
初めて来た大きな町。
それもそのはず。
ここは私の住むブラウジ大陸最大のウジリア城の城下町だからだ。
ウジリア城下町に着いたのは実に家を出て寝ずに3日歩いたところだった。
途中生えてる野菜で飢えをしのいでるものの、肉体も精神も限界だった。
私は家から持ってきたわずかな銀貨を使って小さな宿屋に止まった。
部屋に入るなり私は粗末なベッドで寝てしまった。
・・・・・・・・・
『ガッシャン!』
え?
窓が割れる音かな?
私はベッドから体を起こし、音のした方へ向かった。
まだ夜だっていうのになんなのか・・・
そこには変わり果てた小さなロビーがあった。
木製の壁に大穴が開き、壁の残骸と思われる木製のがらくたの中から見覚えのある少年が顔を出す。
「え? もしかして・・・」
そして、私の体に突如痛みが走る。
なぜかは知る由もなかった。
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