複雑・ファジー小説

Re: ムウは二人いる。  ( No.94 )
日時: 2011/06/11 21:45
名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)

ピッピッピッピッ
夜の道路に携帯の明かりがともる。
プルルルルルプルルルルル
呼び出し音の後、誰かは電話に出た。
「こちらは順調に計画が進んでいる。そちらは?」
『ああ、そうだな邪魔が入りそうだ、でも、そいつは殺せばいいだけだ』
「表ざたにすんなよ、厄介だ」
『分かってるよ。でも、なんで、子供を?』
「さあな、俺達の仕事は【アレ】だけだ、首は突っ込むな」
『ふん、そうだな、俺としたことが…』
「弱気になるな、たかが子供だ」
『そうだな、ああそうだスパイはどうだ?』
「順調だよ、かなり奥までいった」
『どうだ?』
「アイツを助けるだとさ、上手いもんだよ」
『ふん、面白いことになりそうだな。そいつらの場所はどうなんだ?』
「分かっている。とりあえず、一人のを教える、そいつの名は…で場所は…だ」
『近場か…じゃ、今から脅してくるわ』
「気をつけろよ、警察は厄介だ」
『俺はそんなヘマはしねぇよ』
ピーピーピーピー
電話は途切れた。
道路に佇んでいた男は、いつの間にか消えていた。
残るのは、今にも灯りの消えそうな電柱だけだった。