エピローグ桜の花びらが舞い上がる。もういない彼に出会うことができたのは。どうしてだかは分からない。けれど。「暁……」その名を呼ぶあなたの声が愛おしくて。ずっと願っていたことがある。でも、それが叶うことは無いのだろうと。それを、あなたは。あなたが最後に言った言葉。私も、同じ気持ちだよ。私も————俺も————「 あいしてる 」 【完】