複雑・ファジー小説
- Re: 白ずきんちゃんと。〜ワンダーランドの住人童話〜 ( No.16 )
- 日時: 2011/06/22 09:09
- 名前: 秋原かざや (ID: JJ3BeOFP)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode
龍宮ココロさま>
こんにちは。
2度目の感想を伝えに来ました!!
さっそく、感想行きますね。
今回も可愛らしいお話、ステキでした♪
名無しの女性の方との会話に、ヘンゼルとグレーテルさん達との出会い、ステキな物語に仕上がっています。
気になったのは三つ。
ひとつは、会話文での強調部分です。
>「えっと…白ずきんちゃんだよね。ようこそ「Music box 双子屋」へ。この「Music box 双子屋」はさっきも言った通り「いつ・何処で・誰から貰って・いつ壊れたか」をお客様に教えてもらいオルゴールを修理する専門店なんだ。ここまでは大丈夫だよね?」
カギ括弧の中にカギ括弧を使うのは、ちょっと見づらいかもしれません。
できれば『』とか【】とかを使うと、強調して見やすくなると思います。
『』を使っている部分もあるので、ちょっと戸惑いやすいので、気をつけてみてください。
次に数え方について。
>また一枚目のクッキーをかじると、ふと何処からかオルゴールの音が聞こえる。
恐らく、2枚目のクッキーではないかなと思います。
ですが、このままだと最初の一枚目を、もう一度食べたという風に勘違いしてしまいます。効果を狙ってというのであれば、このままでもかまわないのですが。
ここは「また一枚目のクッキー」というよりは、「2枚目のクッキー」または「また1枚、クッキーを食べると」とする方がわかりやすいと思います。
三つ目は表現方法です。
>「これ…だけど」
>「どれ?」と彼にオルゴールを渡して見せる。
>「意外に丈夫だね、外の方は…そして装飾品だけど—— !」
>彼は一瞬驚いた顔をする。
>そして、私を一瞬見てこう言った。
オルゴールをゆっくり見ながら、驚く部分ですが……恐らくこのオルゴール、特別なものですよね?
しかも一度、見たことのあるものならば、職人さんであるグレーテルさんは、一瞬で見抜くのではないでしょうか?
なので、びっくりさせてから、オルゴールの形を確認するかのように呟くといった流れの方が、お客様を納得させやすいし、より自然に感じることができると思います。
たとえば、こんな感じ……。
>「これ…だけど」
>「どれ?」と彼にオルゴールを渡して見せる。
>「!!」
>彼は一瞬驚いた顔をする。
>「この色、この装飾……間違いない……」
>そう呟き、私を見ながらこう告げた。
>「ねぇ、君のこのオルゴール…—— 『赤ずきんちゃん』のオルゴールでしょ?」
いかがですか?
こういう細かいところに気をつけていくと、もっともっと良くなると思います。
完成した文章を書き込みする前に、翌日、改めて見たり、音読すると気づきやすくなるので、試してみてくださいね。
ストーリーの流れについても、良い雰囲気で進んでいます。
新たなキャラクターに関しても、問題ないと思います。
名無しの人達の登場が増えると、手抜きのように見えてしまう可能性がありますが、今回のように読者のお客様に説明するための登場であれば、全然問題ないと思います。
新たに登場したヘンデルとグレーテルの双子に関しても、とても良いです!!
本来のおとぎ話では、ヘンデルは女性ですが、そこを双子の兄するところが、読者の気持ちを気持ちよく裏切って、逆に惹き付ける効果が出ています。
これもやりすぎると、飽きられてしまう可能性があるので、ほどほどにする必要がありますが、こういう裏切りなところが、これからのドキドキ感につながります。
それが、読者であるお客様が知っているものであればあるほどです。
この調子で、どんどん突き進んでくださいね。
辛口なので、細かいところを指摘してみましたが、全体的にはすごく良くなってきています。
風景の状況を説明部分でもっともっと追加すると、もっと世界を想像しやすくなりますので、試してみてくださいね。
これからの続きも楽しみにしていますっ!!!