複雑・ファジー小説
- Re: チイサナセカイに飽きたなら。【投票お願いします!】 ( No.189 )
- 日時: 2011/07/24 02:40
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: Wpc96rD2)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?481718
第二十二日 いいものでは、ないだろう。 2
え、だ、って、え、えぇぇぇぇ!!??
声とか、声とか、声とかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
・・・・・・・・ぜぇぜぇ。
してませんよね?聞こえてませんよね?聞こえたとしても私は聞こえてません!何にも!!
エルザ「あれ、ちょ、アリアちゃーーーん
意識ある?口から魂出てない?若干死んでるっぽいけど。
顔が真っ青になってるよ。」
アリア「意識なんかないです・・・・。」
エルザ「はい、意識あったー、さ、奥に進もうか。」
((エルザあたしは此処まで怖がってる人居たら逆に怖くないや!! byエルザ))
アリア「嫌です嫌です嫌です!!!!」
エルザ「あれー?あたしてっきりアリアちゃんは魔王なのにすっごいいい奴かと・・・・
思って・・・・なんか叫んでるし・・・・。」
アリア「お化け関係無理です!」
だってお化けですよ?お化け!
無理無理無理です!
エルザ「無理じゃなーい、さ、お化け屋敷感覚で!」
アリア「そのお化け屋敷が最も苦手なんです!!!!」
「うーらーめーしーやー・・・・・。」
アリア「!!!!!???????」
エルザ「ちょ、あれ?アリアちゃん?アリアちゃん、アリアちゃぁぁあん!!??」
シア「んだよ、ちょっと驚かしただけじゃん。」
ジェイド「おま、ちょっと驚かしただけで気絶させんなよ。」
エルザ「え、あーちゃん気絶って、え?あれ?
アリアちゃーん?あーちゃん?あれ?口から魂出てる。
あーちゃん?あーちゃぁぁぁぁん!!!??」
シア「・・・・やりすぎちった?」
エルザ「当たり前だアホぉぉ!!!!!」
ここよりエルザSied
・・・・・、あたしの拳はそのままシアにぶつかった。
あ、あたしだって魔物だもんね。勇者くらい殴ったって平気だもん。
そこら辺のスライムよりあたしは強いよ!
ジェイド「・・・・、エルザ、今本気でやったろ。」
エルザ「違うよー、本気でやったら死んでるってぇ、多分。」
軽く勇者の鎧は曲ってるけど。
勇者ちょっと「は?」って顔してるけど。
エルザ「いや、あたしだって魔物だもん。
勇者くらい普通に殴るよ?人間も憎いし。」
人間が、また、またあの街に来たら。
そのときは、今度こそ。人間を、私が・・・・・・・。
ジェイド「エルザ、物騒なこと考えるんじゃねーぞ。」
エルザ「・・・・・・ん。
てゆーか何で二人がここに居るの?
やっぱりここがリヒトさんの思い出の場所だから?」
ジェイド「ああ、だからここに来た。
やっぱり懐かしいな。」
ジェイドはそう言ってたんだ。
あたしもこの屋敷は懐かしいなって思った。だって、ここに来るのは十年ぶりで。
ふと、屋敷にかけてある絵を見た。
エルザ「・・・・・?」
ジェイド「エルザ?どうした?何かあったか?」
エルザ「・・・・・?」
綺麗な油絵、汚れてない。これは、悪魔の絵かな?
引き込まれてしまうような、とても大切にされてそうな絵。
エルザ「・・・・・・・!
駄目、ここに居ちゃ駄目なんだ!!!
二人とも、速くあーちゃん連れて逃げて!!!」
ジェイド「・・・・?何だ、エルザ?
何があったんだよ?」
エルザ「早くここから逃げなくちゃ駄目なの!
急いで!訳は後で説明するからはやく・・・・・・っ!!??」
後頭部に走る鈍い痛み。
これを耐えきるのは、正直難しいよ。
ぐらりと、傾いて。黒に染まってく世界。