複雑・ファジー小説

Re: 黒電話がつげた ( No.1 )
日時: 2011/06/24 22:46
名前: 蛾 ◆sSA6ZLKK6w (ID: uWyu1tga)

プロローグ

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 俺の学校には七不思議が一応、本当に一応なのだがある。そのうちの六つはさぞろくでもないものだ。が、残りの一つ・・・。
 これが相当にリアルで、現実的な。

信じるか信じないはテメー次第。

 まぁ信じても信じなくても何も起こらないし。適当に読んで頂ければ光栄である。

 
——
昔・・・といってもどれ位昔に使われていたかは知らくても大体の人は知っているだろう。「黒電話」を。・・・・そう、あの黒電話。
 七草中学校には、その「黒電話」がある。
 別におかしな話ではないだろう・・・と思いがちであるが、おかしいのだ。125%おかしい。
普通なら黒電話なんて古風なもの捨てればいい。捨てればいいのだ。捨てれば。
 もちろん校長や生徒もそうしようと・・・捨てようとした。が、おかしいのはここからであって。
一旦捨てたはいいが、また元の場所に戻ってくる。呪いの人形のように。まるで、霊でもついているかのように。
 そして、その黒電話・・・。半年に一回のペースで電話がかかってくるという。あまりにも非現実過ぎて信じたくなくなる。
 予測はついていると思うが、その電話に出た者は 
 
  死 ん で し ま う

・・・これが我が七草中に伝わる七不思議。
まぁ全部馬鹿馬鹿しいもので信じる気になんて1ミリたりともなれないものである。

まさか、とは思っていた。だって、馬鹿馬鹿しすぎる。電話で死ぬなんてなんて空しいんだろうか。

だから、信じられなかったんだ。
だから、だから、だから、だから、だから、だから、俺は死んでしまったのだろうか。