複雑・ファジー小説

Re: 俺様の勇者伝説 第二十話 戦おう、がきんちょ共よ  ( No.110 )
日時: 2011/07/07 20:06
名前: ミロカロス13 (ID: VYCQ1KaR)

メリルは、会場の掲示板を見ていた。
会場の掲示板には、トーナメント票が貼ってある。
「・・・なんじゃこりゃ。」
こうなった。

     →    王者    ←

     ↑          ↑ 

     VS         VS
  ↑     ↑    ↑      ↑
メ  レ  ミ   河  ラ  リ  ゼ  ク
リVSイ  ロVS都  イVS−  ロVSル
ル  ミ  カ   海  ヒ  フ     ミ
      ロ
      ス
      1
      3

「女か・・・。まぁ顔の形が崩れない程度にボコボコにしよう。」
メリルが恐ろしいことを言っていると、ドレス姿の女性が現れた。
「どうも、ご機嫌麗しゅう。」
「・・・どうも。」
その女性はドレスの端を掴み礼をする。
立てば芍薬(たてばしゃくやく)、座れば牡丹(すわればぼたん)、歩く姿は百合の花(あるくすがたはゆりのはな)、大和撫子(やまとなでしこ)という印象がある。
「わたし、レイミと申します。メリルさんですか?」
「そうだけど・・・。」
メリルは素っ気無い態度をする。
「ならば、一回戦よろしくお願いいたします。全力で向かわせて頂きますので、怪我のせぬよう・・・。」
そう言うと、レイミは去っていった。

「変な女。」

メリル、それが美人を見たときの感想か。

「胸なかったし・・・。」

女性に対する冒涜だ。それは。


こうして、波乱万丈な一日が幕を開けたのだった・・・。

二十話 完