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複雑・ファジー小説
- Re: 俺様の勇者伝説 第二十三話 どこぞの女子が喜ぶこと ( No.119 )
- 日時: 2011/07/10 11:14
- 名前: ミロカロス13 (ID: VYCQ1KaR)
「なんじゃこりゃあああああああ!!
なんだ、なんだ、なんだぁ!この別館でやりそうな服はあああああ!!」
メリルが、メイド服を着た。
「・・・微妙。」
「ふざけんな。」
メリルは、ムスッとした顔で海を見て言った。
「くたばれ、
おっにぃいいいちゃああああああん!」
おっにぃい(以下略)でメリルは飛び蹴りをした。
海は倒れた。
鼻血を噴きながら。
「我が生涯に一片の悔い無し・・・。」
—勝者はメリルだぁぁぁぁ!!—
うるさい司会が叫ぶ。
メリルは高々と腕を上げる。
メイド服で。
一方、リーフVSゼロは・・・
「私、リーフよ。貴方は?」
「私はゼロじゃ。よろしくたのむ。」
「そう。」
二回戦が始まろうとしていた。
「では、行くわ。」
リーフが小刀を構える。
ゼロも、腰にかけている刀を鞘から抜く。
「はぁっ!!」
リーフがゼロに切りかかった。
ジャキンッ
ゼロはリーフの小刀を刀で迎えうつ。
「ふんっ。神だかなんだか知らぬが、所詮若造。くたばれぇぇええ!!」
「若造は、貴方よ。」
リーフがそう言うと、小刀がゼロの頬を掠める。
「今のを避けるとは、やるじゃない。でも、それが貴方の全力?
なら、まだまだね。」
リーフがポケットに手を突っ込み、また小刀を出す。
ゼロは、刀を持ち直し、リーフを睨みつけている。
「今度こそ、刺すわよ。」
リーフが走った。
ゼロはリーフを目で追うが、速すぎて追いつかない。
(速いっ・・・!)
そして、ゼロが気づいた頃にはリーフは真上に居た。
「まだまだ若いわね。」
リーフは、小刀を振り下ろした。
ザシュッ
会場が赤に染まっていく。
それは、————の血によって。
トーナメント表が、また張り出される。
第二十三話 完
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