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ピンポーン
という音がした。
ルエは緊張しながらも、相手が来るのを待った。すると、
「誰ですか？」
と、声がした。声がしたほうへと顔を向けると、そこにはパートナーとなる少女が立っていた。
「あ、あの・・・。今日からあなたのパートナーとして、共に行動させていただきます。ルエといいます。どうぞよろしくお願いします。」
ルエは自己紹介を終えると、ぺこりと頭を下げた。
「どうも・・・。・・・一つ言っていい？」
「あ、はい・・・。」
「敬語は堅苦しいから、やめてほしいねんけど・・・。」
「わあ！ごめんなさい！でも、初めて会った人には敬語を使う決まりなので・・・。」
「じゃあ、また会ったら敬語やめてよ？」
「分かりました・・・。あの、お名前は・・・？」
「じゃあ、こっちも敬語で行くわ。初めまして。千香といいます。こちらこそ、宜しくお願いします。」
千香と名乗るその少女は、ルエに向かってぺこりと頭を下げる。
すると、何か疑問があったのか、ルエに問うた。
「ところで・・・ルエって、天使なの？」
「この姿は、他人に見せる仮の姿です。本当は・・・。」
と言いかけ、ルエは白い天使の羽のペンダントを握る。
すると、ルエの体が光り、別の姿—…堕天使になった。そして、
「これが、私の本当の姿です。」
と言った。