複雑・ファジー小説

Re: 光の堕天使 参照500!?涙が出そうです!! ( No.139 )
日時: 2011/08/17 21:17
名前: 水月 (ID: SuDcL78Z)

すると、ルエの周りを電気の帯が包んだ。
「!・・・なんだこれ・・・。」
ルエが驚いてそれを見ていると、急に光り出した。
「!!・・・う・・・ぐ・・・。」
電気によって苦しめられるルエを見て、男はにやりと笑みを浮かべると、緑のボタンを押した。
「うあ!!・・・ぐ・・・うぅ・・・。」
ルエの体を電気が包み、光を発する。
ルエは苦しそうに呻き、顔をゆがめる。
その光景を見ている男は、リモコンにあるコントローラーをガチャガチャといじくり回した。
すると、ルエの体を包んだ電気の光が、さらに増した。
「あぐ!!・・・く・・・そ・・・。」
「どうだい?苦しいだろ?」
「いったい・・・なにが・・・目的なんだ・・・。」
「君の力がどんなものなのか見たくてね。それで襲ったわけさ。
さあ!もっと苦しめ!!そして、君の力を放出させるんだ!」
男はガチャガチャとコントローラーをいじると、緑のボタンを押した。
「うあああああ!・・・ぐ・・・う・・・。(苦しい!誰か助けて!)」
すると、ルエの体が急に白く光りだした。
その光は、電気を遠ざけていく。
「この光が・・・君の体内に眠っている力・・・!」
男は目を丸くして、ルエを見ていた。
やがて、ルエを包んだ光は大きくなっていく。そして、
「うああああああああああああああああああ!!」
というルエの叫びとともに、光は一気に放出され、カプセルを破壊した。
「これが・・・封印されし力の威力・・・。」
男は、破壊されたカプセルを見て唖然としていた。
しばらくして、カプセルから出てきたルエは、力の反動で意識を手放した。
「さて、次はホルンの実験をするとしようか。」
そう言って、男がボタンを押そうとした。すると、
ドガン!!
と爆発音がした。
振り向くとそこには、アリーとハクとリュウが立っていた。