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「な、何者だ！！」
「私はアリー。名乗るのはそれだけよ。さて、そこにいる二人を返してもらうわ！」
「こいつらは実験に使うんだ！お前らなんかに渡すもんか！！」
「実験・・・ですって・・・！？あなた、人を実験道具に使うなんて最低ね！！」
「なんとでも言え！こいつらは絶対に渡さんぞ！！」
男は、そう言ってボタンを押そうとした。だが、
「フィール！！」
アリーが唱えた魔法で、リモコンは破壊された。
「く・・・そ・・・。こうなったら！」
と言って、男はナイフを取り出した。
「死ねえええええ！」
そう言って、ナイフを握って走り出した。
「面白そうだな！いっちょやるか！」
「またか？そんなのに構わなくていいものを。・・・仕方ないな。」
ハクとリュウは、水と風の魔法を使って剣にまとわせる。そして、水と風の真空波を起こした。だが、
「くそ！覚えてやがれ！！」
叶わないと思ったのか、男はそう告げると、煙玉を使って姿を消した。
三人は協力して、ホルンとルエを救出した。
そして、その二人をハクとリュウが背負うと、アリーは光の魔法を使った。
その光は三人を包み込み、天界に向かって飛んで行った。