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「こ、こっちに来る・・・！？」
自分がいる場所に向かってくる流れ星を見て、ルエは慌てる。
だが、すぐに冷静になり、星を止める策を練る。
そして、その策をすぐに思いついたルエは、光の魔法を使って杖を作り、その杖を使って水の魔法を放つ。
流れ星はその水に包まれると、ルエに向かってゆっくりと降りてきた。
ルエはその星を、手で包み込むようにして受け取る。
その後、包んだ手のひらをゆっくりと開いた。
その中にある星はまだ輝いていて、消える気配がない。
「誰かが、この星を私に送ったのかな・・・？」
独り言のように呟くルエ。
だが、答える者は誰もおらず、風がルエの頬を撫でる。
ルエは星を握りしめ、寮に戻ろうとした。
すると、
「あなたは・・・誰なの？」
という声がした。
声がした方を振り向くとそこには、腰まである銀色の髪に紺色の瞳をしていて、水の鎌を持っている人がいた。