複雑・ファジー小説

光の堕天使 ハロウィン編 ( No.286 )
日時: 2011/11/15 22:56
名前: 水月◇51watelmoon16 (ID: SuDcL78Z)


—とある家(とある? by作者)—

コンコン

「? どなたですか?」

家の主がそう尋ねると、勢いよく扉が開いた。
そして、中に入って来たルエがこう叫ぶ。

「trick or treat!! お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!!」

だが、家の主は少し首を傾げてこう言う。

「……ルエさん、ハロウィンはもうとっくに過ぎてますよ?」

「ミュートさん、その事なんですが……。」

ルエがミュートに事情を詳しく説明すると、彼は納得するかのように深く頷いた。

「なるほど、作者が風邪を引いていたからやれなかったと……。」

「まあ、そういう訳なんです。」

「ミュートさん、だからお菓子を彼女達にあげてくれませんか?」

作者がミュートにそう頼むと、彼は台所からお菓子がいっぱい入った籠を取り出し、ルエにそれを渡すとこう言った。

「はい、お菓子です。ハロウィン、楽しんでくださいね。」

「「「「ありがとうございます!! それでは。」」」」

ルエたちはミュートにお礼を言うと、彼の家を出て行った。

「お菓子、いっぱいもらえたね!!」

アリーが満面の笑みを見せて、ルエに言う。

「そうだな。さて、次はどこの家に行く?」

ルエがそう問うと、作者は何かを思いついたのか、こんな事を言い出した。 

「星界に行こうよ!!」

「せ、星界って……あそこは星神様がいるところだぞ!?」

「良いじゃん!! 星界って一度行ってみたかったし。」

「モナカまで……。」

「作者達がこう言ってるから、星界に行こうよ!! ルエ!!」

アリーがそう促すと、ルエはしばらく考えてから言った。

「……分かったよ。ただし、星神様には敬語を使う事!!」

「「「やったー!!」」」

ルエ達は翼を広げると、星界へと飛んで行った。