複雑・ファジー小説

光の堕天使 番外編 ( No.300 )
日時: 2011/12/04 18:40
名前: 水月◇51watermool16 (ID: SuDcL78Z)


すると、

「……そうだ!!」

いきなりアリーが大声を出したので、ルエはビックリする。

「……ニャーミャー? ニャーミーミー……。 (……どうしたんだ? いきなり大声出して……。)」

「あなたの名前は……ルエ!! どうかな?」

ルエはアリーの問いに対して、満面の笑みで一声、「ミャー。」と鳴いた。

「気に入ったの!? よかった! これからよろしくね、ルエ!!」

アリーはそう言うと、ルエをひょいと持ち上げて、抱き寄せた。
すると、ルエはアリーに抱かれると落ち着くのか、また一声、「ミャー。」と鳴いた。

「あれ? もしかして、気持ちいいのかな? 私に抱かれると。」

ルエの様子に気づいたのか、アリーは抱いたまま背中を撫でた。

すると、ルエは「ふ、ふにゃぁ。」と抜けた声をあげて、脱力する。

どうやら、背中が一番気持ちいい様子。

「ふふっ、可愛い。」

アリーはそう言って、またルエの背中を撫でてやった。