PR
複雑・ファジー小説
- Re: 光の堕天使 〜聖なる力を持ちし者〜 ( No.397 )
- 日時: 2012/01/15 21:38
- 名前: 水月 ◆p0imGsDc06 (ID: SuDcL78Z)
すると、ホルンは立ち上がり、ダークを睨み付けて言った。
「やってみないと、分からないじゃない!!」
「ほぅ……。まだ自信があるのか。」
ダークはそう言って、指を自分の方に向けて挑発する。
「かかって来い、という訳ね……。
じゃあ、お望み通り、こっちから行かせてもらうわ!!」
ホルンは助走をつけて、ダークに向かって走り出す。
そして、
「エズア!!」
と叫んで、光の魔法を放った。
だが、
「弱い。」
ダークはそう言って、エズアを簡単に消滅させる。
「!? なんで……!?」
「言ったはずだろう。貴様ごときには、我には勝てぬと。」
「っ……。」
「今度は、こっちから行くぞ。」
ダークはその瞬間、姿を消した。
「……どこから来るの?」
ホルンはそう呟いて、警戒しながら辺りを見回す。
すると、
「ここだ。」
という声が、ホルンの背後から聞こえた。
「! いつの間に!?」
ホルンは驚いて、後ろを振り向く。
ダークはそんなホルンの隙を突き、闇を集めて刃を作ると、ホルンに斬りかかった。
グオッ!!
「!!」
ホルンは間一髪で、それを避ける。
そして、翼を広げて空中を飛び、距離を取った。
PR