複雑・ファジー小説

Re: 光の堕天使 〜聖なる力を持ちし者〜 ( No.540 )
日時: 2012/07/08 17:46
名前: 水月 ◆p0imGsDc06 (ID: SuDcL78Z)


「!!」

「…何があったのか、詳しく聞かせて。」

ルエは絶句し、アリーはいたって冷静に、キルに詰め寄るような形で聞いた。

彼は頷いて、話を語った。

「……俺は、ホルンと共に、悪魔族達と戦っていた。
だがあいつらは、敵わないと思ったのか、一斉に姿を消した。
その後に、ウィルとラスーって名乗る奴らが現れて…俺達は、そいつらに気絶させられた。」

「ウィルとラスーって?」

「どちらも同じ悪魔族だ。実力は、俺達より上だった。」

「……。」

キルはルエを見ると、話を続けた。

「気が付いたら、知らないところにいて…そしたら、ダークっていう奴が現れたんだ。
ダークは俺に、『ルエの事を教えろ』って、言ってきた。」

「……そのダークっていう悪魔、ウィルとラスーよりかなり上かもね。」

「あぁ、ものすごく強かった。あいつらとは比べ物にならないくらい…。」

「……。」

すると、アリーが黙り込んでいるルエに気づき、声をかける。

「ルエ、どうしたの? さっきから何も言わないけど…。」

ルエはその声に、ハッと我に返って、

「あ、なんでもないよ。」

慌てたように言った。

アリーはその様子に違和感を覚えたが、口には出さなかった。
キルも、ルエの慌てようを不審に思ったが、特には気にしなかった。

(もしかしたら…悪魔族は、私が堕天使だっていう事を知っているのかも…。)

ルエはそう思い、不安を感じていた。