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複雑・ファジー小説
- Re: 光の堕天使 名前改名! ( No.561 )
- 日時: 2012/08/12 20:51
- 名前: エストレア ◆p0imGsDc06 (ID: SuDcL78Z)
すると、大勢の天使族が現れ、一方はアリー達の元に集まった。
突然の出来事に、驚く彼女達を落ち着かせようと、水色の瞳を持つ女性の天使はこう言った。
「私はディム。私が話す事を、落ち着いて聞いて。
今から、あなた達を安全な場所に移動させます。」
「い、移動させるって…。ルエはどうなるんですか!?」
アリーが尋ねると、彼女は首を振って答えた。
「あなた達も聞いたでしょう。あの子が言った言葉を。」
「確かに聞きました。でも、ルエがするはずがありません!」
「俺もそう思います。あいつは平気で人を殺す事など、絶対にしない。」
アリーとキルの言葉を聞いたディムは困った顔をして、男性の方を見る。
彼はしばらく考えた後、ディムに聞こえる程度の声で、何かを話した。
彼女は頷くと、アリー達に向けて言った。
「でも、事実は事実です。ここにいてはいけません。」
そして、ルエから離れさせるために、彼女達の背中を押して歩き出した。
それに合わせ、アリー達を囲んでいた人達も歩き出す。
その光景を見たルエは、追いかけようとするも、一人の天使に右腕を掴まれる。
「!!」
「お前はこっちだ。」
そう言われ、彼女の必死の抵抗もむなしく、森の奥に連れて行かれた。
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