PR
複雑・ファジー小説
- Re: 光の堕天使 ( No.6 )
- 日時: 2011/07/14 19:41
- 名前: 水月 (ID: SuDcL78Z)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=22124
-----始まりの章 続き-----
病院のとある一室
「先生・・・。」
「・・・おぉ、ソーヌか。どうした?」
「実は・・・、ハーミア家の子供なんですが天使の光輪の左側に、悪魔の角があるんです。これは一体・・・。」
「・・・こういう子供は、めったに見ない。もしかしたらあの子供は・・・。」
「あの子供は・・・なんですか?」
「あの子供は・・・、堕天使かもしれぬ。」
「・・・堕天使、ですか?確か堕天使は、天使界を追放された天使のことで、それにもともと生まれないのでは・・・。」
「・・・いや。天使界の書にこういう説がある。『天使界に、天使と悪魔の間に新たな命生まれん。その子供、天使の光輪の左側に悪魔の角がある堕天使なり。』と。」
「・・・じゃあ、もしその説が本当なら、あの子供は堕天使とみていいのでしょうか・・・。」
「・・・そうなるな。すぐにこのことをハーミア家の人に伝えなさい。」
「あ、はい!分かりました!」
ソーヌは部屋を出て行った。
一人残された先生は、ふとこんなことを呟いた。
「あの子の体の中で、何か光っていたな・・・。・・・もしかしたらあの子は、壮大な使命を背負うことになるかもしれん・・・。あの光のことを少し調べてみるとするか・・・。」
ごめんなさい。いったんきります。
PR