複雑・ファジー小説

Re: 姉妹の誓い 〜絆〜 ( No.8 )
日時: 2011/07/16 16:45
名前: 優音 ◆HaU3wCC3SM (ID: 4z3SNsbs)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

第六話 『化け物』


「あー・・・なんていうかさ、多すぎじゃない?」


一人の青年がつぶやいた
右手を腰に当てて、左手に銃を持っている


「それ思ったぁ!!」


青年と背中合わせになっている、背の低い少女は言った


「こんだけ片付けるのめんどーなんだけどさ・・・」
「でもね、でもね!!ココ通らないと<あの子>のところいけないしー!!」


少女は青年の表情を確かめるように、振り向いた
青年はため息をつき、少女の頭に右手を置く


「こいつら倒してかねぇといけないってことだな」
「そぉなのだー!!よぉし、頑張るよぉ?」


少女は、髪の毛を束ねていた紐を外し、両手で引っ張る


「さぁ、おいでよ!!」


青年は銃を構える


「とっとと片付けようぜ?」










「「化け物共よぉ!!」」


青年と少女が同時に叫ぶ
その瞬間、『化け物』と呼ばれたモノたちがうなり声を上げる

うなり声とともに銃声と、風を切る音がした-------------------











「さぁ?僕には関係の無いことですからね」
「てめぇの家来だろう?」
「え?違いますよ・・・」





「アレはただの使い捨ての道具です」