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第九話　連絡


「痛いっ！！」
「うるさい、黙れ」
「黙れないほどいてぇんだよ！」
「しるかっ」


そういって、紅は包帯を巻く
ただし、しみる薬を大量にしみこませてある


「大人しくしろ」
「へいへい・・・ってぇぇぇぇぇぇぇぇ！！しみるって！何塗りやがったてめぇ！」


ゼルは紅に怒鳴り散らす
しかし、紅は顔色変えずに包帯を巻く


「止めろって！！いてぇんだよ！！」
「うるさいぞ、ゼル」
「いや、だから・・・・」


そこでゼルは言葉を切った
なぜならば・・・


「貴様、死にたいか？」


真顔で紅が毒と思われる液体を持っていたからだ


「いや・・・遠慮します・・・」
「ともあれ・・・ベルヴァと舞はどうなっている？」
「さぁな。まぁ、大丈夫じゃねぇ？舞は“狂乱一族”だし、ベルヴァは銃を使わせたら最強・・・じゃなかった最恐なんだしな」


ゼルの言葉に紅は「それならばとっくに連絡があってもいいはず」と、顔を曇らせた


「舞とベルヴァからの連絡ないの？」
「ああ・・・。今どうしているのか・・・」


紅は心配しているのか・・・と、ゼルは思った
普段、あまり仲間同士でいることは少ないが、本当は仲間思いなんだな・・・と------------


ピィィィィィィィィィィ


















































ピィィィィィィィィィィィィ


『お・は・よ・う』