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第十六話　伝説


この世に、神様は一人でした

神様は【孤独】でした

神様は思いました

「【孤独】は悲しい・・。我は悲しい・・・」

「そうだ・・・・。我は神。創ればよいのだ」

神様は、【始まり】と【終わり】を創りました

二つは、命を与えたり、奪ったりしてこの世の規律を保っていました

神が一人で行っていた仕事を、二つは助けました

神様は【孤独】じゃなくなりました

そして、この二つだけじゃ大変だと思った神様は、【運命】と【定め】を創り出しました

【運命】は命のたどれる道を示し、【定め】は命が必ずたどらなければいけない道を示し、【始まり】と【終わり】を助けました

神様は喜び、【奇跡】・【育み】・【心】・【希望】・【絶望】を創り出しました

九つのモノは、この世の裏と表のバランスを維持し、規律を保ち続けました

最後に、神様は【孤独】と【幸せ】、【絆】を創り出しました


--------------------------この世の誰もが、必ず誰かとつながっていられるように、と・・・


神様は【孤独】じゃなくなりました

周りに、必ず仲間がいたからです

繋がり合っている仲間がいるからです