複雑・ファジー小説

Re: 姉妹の誓い 〜絆〜 【オリキャラあと一人!!】 ( No.270 )
日時: 2012/10/16 20:16
名前: 優音 ◆XuYU1tsir. (ID: AKehFwYl)

第三十三話 全員が集まる・・・



セラが唐突に立ち上がって、二人を見た


「私は今から行かなくてはならない場所があります」


その途端、悲しそうな瞳でセラを見上げる
セラはフッと微笑んだ
嶺と陽の頭を優しく撫で、頬に手を添える


「暫らくの間、ここでおやすみなさい」


フワリと周りにあった植物が花をつけ、二人を柔らかく包む
二人は目をゆっくりと閉じ、眠りに付いた


「私が留守の間、よろしく頼みます」


そういってニコリと微笑むと、その場から去っていく



全員が集まる、あの場所へ

















「早く行こう」


【希望】が言った


「よし、俺が【希望】を抱っこして・・」
「【奇跡】、コレはほうっておいて二人で行かない?」
「そうですね・・・」


考える【奇跡】を【絶望】はキッと睨む
しかし【希望】に腹を殴られ地面へと座り込んでしまう


「もうみんな集まっているかもしれない・・・」
「あぁ、それはそうかもしれません」


そういって【希望】と【奇跡】は道を進んでいく


「ちょ・・・ま・・・・・・あいつら!」


その後ろをかなり遅れて【絶望】が追いかける



求める場所は、みんながいるかの地

















「やっぱり僕たちがいっちばーん♪」


黄色い髪の少女、【定め】が楽しそうに跳ねた


「早起きしたのに・・なぜ誰もいない?」


水色の髪の少女、【運命】はムスッとしていった


「二人とも、もうきてたの」
「我らは仕事をしていたから遅れたのだ」


【運命】の言葉に【終わり】が無表情に反論する
その隣で穏やかに笑う【始まり】は、【終わり】と手を繋いでいる


「相変わらず仲がいいことで、双子ちゃん」
「ありがとう」
「もうすぐで全員集まる・・・・」
「文句言ってやるわ」


既に集まった4人の中立な者たち







中立なる存在、神より造られし存在が1000年の時を経て再び集結する