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第十六話　不意打ち


男性は勝に向かって歩いてくる
ネイトゥは勝の後ろに隠れる
なにか、ただならぬ気配を感じたからだ


「ショウクンよぉ、睨むなって」


軽い口調で男性は言った
しかし勝は無言で睨み続ける
男性は「ん〜・・・」といい、髪の毛をかきあげる


「俺とショウクンとの仲じゃねぇか、なっ？」
「・・・」
「まったく・・・。一緒に戦ってたときからショウクンは何も変わってねぇなぁ〜ww」






「あ、変わったとすれば・・・」


そこで言葉を切る
そして、ダンッと走りこむ



「不意打ちが上手くなったってとこかな！！？」


男性がいた場所が炎で包まれる
いつのまにか、勝の体は炎に包まれていた


「『炎』・・・か・・」




男性はニヤリと笑った