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　　　第一話　　「少年」




この世界は・・・きれいじゃねぇな。
なんでこうなったんだろう。

可哀想だな・・。この世界。


そうつぶやいたのは、髪が黄色で身長が１７５ｃｍぐらいの青年。

「なあ・・なんでなんだろうな。アイカ・・。」
「レイ。出番だよ。行くよ。」
隣にいた髪は黒色の１７０ｃｍぐらいの青年は声をかけた。

「おっと。すまねぇな、ホープ。すぐ行く。」
「・・また恋人と語ってたの？」
ホープと呼ばれる青年は、レイと呼ばれる青年の持ってる写真を見た。

「・・ああ。いつもの癖だ。それよりも・・行こうぜホープ？？」
「・・うん。」



今二人がいるのは、空飛ぶ飛行船、「エアロバード」の中である。
二人は中央の作戦会議室に来た。

「・・んで、目標はどこだセリアさん？」
レイは軽めのノリで質問した。

セリアと呼ばれる髪が黒の長めで身長１６５ｃｍの女性は、
「この私たちがいる真下・・地上のシマ砂漠です。」
「どんな人なんですか？」
ホープは首をかしげながら尋ねた。

「かなり強い反応よ。強いわ。」
「制御はできてるんだよな？」
「もちろんよ。それもかなりね。」
レイは了解と言って頷いた。

「まもなく着陸です！！」
フェリスと呼ばれる髪はピンクの長めで身長１６０ｃｍぐらいの女の子は言った。


「では、作戦開始！！」



ーー「シマ砂漠」ーー


そこは見渡すとあたり一面砂漠である。

そこに一人、少年の人影・・
周りには何らかのダメージを受けて倒れている国家の兵士が複数いた。

少年は上から降りてくる飛行船を見てつぶやいた。



俺が・・・この世界を導いてみせる・・。