複雑・ファジー小説

Re: スピリッツ (戦争鎮圧編) 第26話更新! ( No.42 )
日時: 2011/08/02 10:25
名前: ベクトル (ID: j553wc0m)


  第27話  「殺し屋 後編。」


「スピリッツ解放ぉぉーー!!!」
ジョットから、白いオーラが流れ出る。
「行くぞ・・!!」

「「スピリッツ解放!!!」」

4人は一斉にスピリッツを解放する。

「楽に殺してやるよ・・・ガキどもが・・。」
ジョットはニヤッとして持っていた刀を捨てる。
「!?」
「こっちのほうが・・・集団向けだ・・。」
すると、ジョットの両手から何かが現れた。
それは・・・ガトリングガン。

「なっ・・!!」
いきなりのガトリングガンの出現に驚きを隠せない。

「血祭りだぁーーー!!!!」
ジョットは両手のガトリングガンを容赦なく連射する。
4人はその攻撃を避けつつ、それぞれ散らばる。

「気を付けて!! 奴の能力は多分作り出す能力だ。」
ホープは大声で叫ぶ。
「そのとおり。俺の能力は創造だぁ!! 何でも作り出すことができる。」
ジョットはガトリングガンを連射しながら言う。

「逃げろ逃げろぉぉーー!!!」
ジョットは笑いながら、攻撃の嵐は止まらない。
「・・甘い!!」
一瞬の隙を突き、懐に潜り込む。
「はああぁぁーー!!!」
右手に持った鞘で腹部に向けて突く。
だが、ジョットの軽やかな動きによって空を切る。
アキトは続けて攻撃を続ける。
その攻撃をかわしたり、ガトリングガンを盾代わりにして守る。

「そこだっ!!!」
レイが放ったレーザーは、左手のガトリングガンに直撃する。
ジョットは壊れたガトリングガンを捨て、アキトのそばを離れる。
「逃がすか!!」
アキトが距離を詰めようとしたとき、
「!?」
アキトに向けて、ジョットは何かを投げた。
それは一見見るとボールのようなものだが・・・。
「アキトォーー!! 離れろ!! 手りゅう弾だ!!!」
そう、正体は手りゅう弾。
三つほどの手りゅう弾がアキトの上空を舞う。

「死になぁーー!!」
ジョットの言葉と共におおきな音を立てて派手に爆発する。
強烈な爆風があたりを襲う。
音が終わり、辺りの草むらが燃える。
「まず・・・一人。」
「・・・アキトォォーーー!!!」
レイは叫ぶ。

「大丈夫だよ♪ レイ。」
「!?」
声の主は煙の中から聞こえる。
その声の主は・・・リフィルだ。
煙が晴れると、リフィルとアキトの姿が現れた。

「リフィル!!」
ホープは安心したのか、ほっとする。
「えへへ♪ アキトを死なせるわけないでしょ。」
「・・・すまないリフィル。」
アキトが言うと、リフィルはにこっと笑う。
「ただ・・ウインドフィールドでもぎりぎりだったかな。」
リフィルは汚れた服を見てつぶやく。

「おのれぇええーーー!!!」
ジョットはまたもや両手にガトリングガンを作り出す。
「しねえええーー!!!」
ガトリングガンを放とうとしたとき、

「ホープ!!!」
「うん!!」
レイとホープはそれぞれ違うガトリングガンを一斉に狙い撃つ。

見事命中し、「ぐっ・・」と言葉を漏らすジョット。

「仕上げだ!! アキトォーー!!!」
「・・・了解!!!」
レイが叫ぶと、アキトは一気に近づき、左手でオメガを手に取る。

「お前のような奴は・・・・俺が切り裂く!!」
「やってみろぉーー!!」
ジョットは壊れたガトリングガンを捨て、二刀の刀を作り出す。
「死ねぇええーー!!!!」
「うおおおおおおぉーー!!!!!」
ジョットの振り下ろした刀を右手の鞘でガードする。

「おらあああーーー!!」
ジョットはもう一方の刀を振り下ろす。
それが、アキトの右肩に食い込む。
アキトはその攻撃に悲鳴一つ上げずに・・・

「でええええええいいぃーーー!!!!」
オメガでジョットの体を貫く。

「があぁ・・・ぐおぉっ・・・ぐっ・・!!」
ジョットは血反吐を吐き、その場に倒れこむ。

「はあっ・・・はあっ・・・。」
アキトはジョットに刺さっているオメガを抜き取り、自分の肩に刺さっている刀を抜き、捨てた。

「・・・人を殺すのは・・こんなに心が痛い・・。」
アキトは自分の胸をおさえながらつぶやく。

「・・自分の愚かさのせいで死ぬことを・・・後悔しろ・・・ジョット。」
アキトはそう言い放ち、バタッとその場に倒れこむ。


「・・・オメガ・・。」

血に塗れたオメガをそっと握りしめ、アキトは意識を失った。