複雑・ファジー小説

Re: 日常≠非日常 −日常と非日常は紙一重− ( No.11 )
日時: 2011/07/25 17:17
名前: ゆn (ID: HgCKMcvF)

「え、てかさぁ、俺とお前一緒にするのって担任とか校長とかの人選ミスじゃね? 困るよ僕。すっげぇ困るよ?」
 机にカバンを置きながら先ほどから話している同級生……東堂日和の方を見る。
 東堂は、隣の席の小玉慧と談笑してる。なんか、もの凄く嫌そうな風にも捕らえれる様な捕らえられない様な……。僕から言わしてみれば、なんか色々遣り難い人だ。
「あ、でさぁ恍唏ー? お前一人称統一すれば?」
「そーだそーだー。統一しろー!」
 東堂が言った事に便乗して慧まで言ってくる。……ここで慧に対して殺意を軽く抱いたのは自分の心の内に秘める。
「いや、慧関係ないだろ? あー、まぁはい。一人称ね、考えておくー」
 慧には少々突っ込みを入れて、日和にはまぁ、普通に答えておく。
 その後、日和と慧でまた談笑を始めた為僕は一人、男子トイレと向かい、水を飲む。水道の水は、冷たくて美味しかったが、後味が悪くて気分が悪くなった。
 トイレから出て、音楽室の方を見る。三階の天井にも入学生を迎える飾りが飾られていた。こんなところまで一年生来るわけないだろ……。そう思ったが、飾り付けを担当していた現三年生が可哀想だった為、心の中で思うだけにした。
「てーか……女子うるさいなぁ……」
 教室行く時に通る女子トイレの中が横目で見る。男子トイレにいる時から聞こえていた声の主が大量にいて内心驚いた。トイレの鏡の前で九人近く女子が屯っていた。女子達は僕の事なんか気にしないでキャッキャキャッキャしてて色々引いた……。

「たらったーっ」
 とうっ! と小さく心の中で呟いて教室に飛んではいる。一瞬日和に変な目で見られたがあえて、あーえーてー気にしない。