複雑・ファジー小説
- 第三話 殺っちゃおうぜ☆ ( No.10 )
- 日時: 2011/07/30 06:20
- 名前: ミロカロス13 (ID: VYCQ1KaR)
ここは屋上。
「ふぅ・・・。」
龍が落書き犯を殺っているころに、午後の授業も終わって、放課後になっていた。
「久しぶりに動いた・・・。」
(あんなに動いたの、「あの時」以来だな・・・。)
龍が屋上で佇んでいると、ふいに階段を急いでのぼる音がする。
「龍!」
ルークだった。
ルークは汗を流し、目も若干涙目になっており、なにより———。
「お前、どうしたその怪我。」
そう、体中のいたるところが怪我だらけだった。
ルークはそんなこと気にしないというように、龍にまた話しかける。
「龍、やばい・・・学校内が・・・!!」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
「はぁ?」
龍は驚きに目を見開いた。
「巷で噂の不良グループが学校に喧嘩売ってきただと?」
ルークは無言で頷いた。
龍はしばらく考えるしぐさをし、しばらくすると嫌な笑みを浮べた。
「おい、その不良グループ、まだいるか?」
ルークは無言で頷いた。
龍はニヤケながらダッシュで階段を下りていった。
ルークは置いていかれた。
「・・・あ。先生方が警察呼んでいるって事を伝えるの、忘れてた。」
ルークお前なんて事を・・・!
「不良どもぉぉぉぉおおおお!俺が戦ってやんよぉぉぉおぉぉおお!」
龍が叫んだ。
不良共は龍の方を見た。
「よし、こい。まとめて相手にしてやろう。」
龍の戦い方は異色だ。
武器を使わない。
かならず相手に下手に出る。
最初から好戦的に行かない。
故になめられる。
龍は相手が疲れ果ててきた頃を狙う。
それも、何発かあてるのではなく、一発ですませる。
ほら、こんな戦い方あまり見ない。
龍は敵全体を引き連れる。
そして、疲れ果ててきたころに・・・。
「オラァッ!!」
一発かます。
不良グループは全滅した・・・。
その後、これはニュースとなり、世間で話題になった。
「高校生の不良グループを、中学校一年生が倒す?」
と。
「あれ?今話題になっているのって、「緑の雀蜂」じゃない?」
まだ10歳くらいの男の子が言った。
「あら・・・本当。ねぇ、リーダー、「緑の雀蜂」よ。」
スタイルがいい、ブロンドの髪の女性が言った。
「・・・また、捕まえるか。」
男性が、呟いた。
「あら?何を?虫でも捕まえるのかしら。」
「あぁ、虫だ。
雀蜂を1匹、な・・・。」
男性の影が、怪しく動いた。
第三話 完
