複雑・ファジー小説

第四話 平手打ち ( No.11 )
日時: 2011/07/31 08:09
名前: ミロカロス13 (ID: VYCQ1KaR)


「なぁ、龍。」
今は昼休み—。
コンビニ弁当を手にし、ルークと共に屋上へ向かった龍は、持ってきた漫画を読んでいた。
「なんふぁよ。」
龍が口の中に物を入れながら喋る。
ルークは苦笑して、まずは食べろよ、と言う。
龍はお茶で飲み込むと、またルークに、
「なんだよ。」
と聞いた。
ルークはにっこりしながら言った。

「緑の雀蜂って知ってるか?」

龍は緑の雀蜂に反応した。
あたりまえだ、緑の雀蜂とは———自分の事なんだから。

「知らないんだったらいいぜ。

俺も最近聞いた話なんだけど、緑の雀蜂っていうのは、小学生なんだ。

まぁ、今はもう中学生になったって聞いたんだけど。

そいつはな?ガキとは思えないくらい強いんだって。

そんで、そいつに殺された奴も後をたたないんだ。

最近、被害はないみたいだから大丈夫だけど。」

ルークは淡々と言った。
龍は黙ってお茶を飲んでいる。
「そいつな?俺や龍みたいな緑の目で、身長は普通だって。
雀蜂の由来は、殺すとき蜂が刺すように刃に毒が塗ってある小刀で殺るらしいぜ?」
ルークはニヤニヤしながら言う。
「それで、お前は何がしたいんだ?」
今まで黙っていた龍が、ルークに聞いた。
ルークは目をパチパチと動かし、またにっこりと笑う。

「緑の雀蜂を探しに行こうぜ!」

初めて龍は友達を殺したいと思った。

「・・・・・・理由を言え。」
龍は苦い顔をしながら言った。
ルークはまたにこにこしながら言う。
「だって、中学生なんだろ?ほら、もっと友達ほしいしさ!」
「この学校に人なんていくらでもいるだろ。」
龍が反論すると、ルークはにこにこしながら言った。

「もう全員と友達になっちゃった☆」

「よし、いい精神科の病院しってるから逝ってこい。」
龍が弁当を食べながら言った。
「え〜そんなあからさまな反応しなくてもいいじゃねぇか〜。」
ルークが口を尖らして言う。

うん。萌えない。(byミロカロス13)

「っていうか、龍は気になんねぇの?」
ルークが聞いた。
「誰がそんな男なんかに・・・。」

「え?女の子って聞いたぞ?」
ルークがきょとんとしながら言った。
すると龍が飲んでいたお茶を噴出す。
「ブッ!・・・俺は、男だと・・・(つーか俺だし、緑の雀蜂。)」

「サイズは58・52・60で、髪型はベリーショート。
身長は163cm。目の特徴は若干切れ長。肌は白くもなく黒くもない、普通。
似合う服はセーラー服と聞いたけど?」
ルークが淡々と言った。



その後、龍は呆れて帰り、ルークは頬に手の痕をつけて帰ってきたという・・・。




第四話 完