複雑・ファジー小説

Re: __幼き記憶の少女。 ( No.16 )
日時: 2011/09/18 19:03
名前: なーこ☆ ◆TRcpwJ9ILU (ID: hFRVdxb.)

★四話★




キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪



「はぁ・・」



やっと退屈な授業が終わった・・。


俺はため息をつき、隣を見てみた。すると


「ねぇねぇ、海ちゃん!!海ちゃんって彼氏とかいるの?」


「海ちゃんはどの部活に入るのー?」


月丘が女子から質問攻めされていた。とてもじゃないけど、男子は近寄れないオーラを出している・・。


そんなことを思っていたら突然話しかけられた。


「お〜い、翔」


突然話しかけられたので、少しびっくりしたが顔には出さない。


「なんだ?拓海」


「転校生の月丘海ちゃん、可愛いよな〜♪」


嗚呼、もう駄目だこいつ。目がハート状態になっている。


「俺、後でメルアド聞こう〜v」


こういうときは、無視するのが一番だ。俺は拓海からこっそり離れて教室から出ようとした。


そのとき、なんとなく月丘の方を見てみた。すると


「・・・」


目が合った。でも、すぐに月丘から目をそらしてきたが・・。


ガララ


とりあえず、俺は教室から出て飲み物を買いにいった。


がこん


ジュースが出てきて、それを取り一気飲みする。


ごくごく


「・・・はぁ〜」


俺は、なんとなく月丘のことが気になった。どこかで見たことのある容姿・・。


「まぁ、いっか」


キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪


「やべっ!!チャイムなった!!」


俺は急いで教室に戻った。先生はまだ来ていなかった。セーフだ。


その後、変わった事は何もなく、授業を受けていた。


            
                            ★続く★