複雑・ファジー小説

Re: 神々の作り上げし世界とか (仮 ( No.2 )
日時: 2011/07/31 15:08
名前: 海底2m (ID: u3m1DqCX)

むかーしむかしあるところに
ギョクテイ
「嶷帝」という、大きな神様が住んでいました。

嶷帝は自分のできる限りのものを世界に作りましたが、
それでも足りないので7人の神様を作りました。

炎の神は火を作りだし、多くの発明の源になりました。
水の神は水を生み出し、たくさんの命を支えました。
氷の神は氷を作り出し、世界の温度のバランスを取りました。
地の神は地を司り、大地と、そしてすべてを支える地球を作りました。
幻の神はすべての生き物たちとなかよく、楽しく暮らせるようにしました。
雷の神は電気を作り、人々の生活を豊かにしました。
志の神は人に個性と愛情を沸かせました。

でも、ある時嶷帝が死んでしまいました。

世界が混乱したのをいいことに、志の神は悪の心を操ってほかの六人の神様を殺してしまいました。

神様たちの最期に残した力は、六人の人間たちに委ねられ、
志の神が作り出した悪い悪魔たちを倒していき、ついに志の神を封印しました。

でも、残ってどんどん増えていく悪魔たちを六人で倒すことはできません。
そこで彼らは、自分たちを犠牲に、多くの人々にこの力を与えました。
そして人々は彼らを英雄としてたたえ、悪魔を倒していくのでした。









と、いうおとぎ話が存在するように、
現在世界には悪魔である『妖魔』、神々から受け継がれし力…『シピア』を持った人間がいる。

しかしこの話は、今の現状のもとを探った時に「こう考えるのが一番良い」という仮説なだけで、
実際には神も糞もいなくて、ただ妖魔とそういう人間がいただけ、という人もいるわけだ。
つまり、人間様が後から作り出した単純な「おとぎ話」

しかし、元がどうであれシピアを持った人間が妖魔を駆除しなければならないのは変わらず、
『ゼンザス』と呼ばれる組織によりこれは行われている。

ゼンザスは世界の中心地、『セリアム』に本拠を置き、世界各地に支部を置いている。