複雑・ファジー小説
- Re: 【REVERSE WORLD】… 第九章開始 ( No.65 )
- 日時: 2012/10/20 23:10
- 名前: 将軍 (ID: RAfxUc7S)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/730jpg.html
第2話
「隊長、大変です! ガルヒンク基地を制圧したWDA軍が壊滅しました。生き残った部隊はキルヒハイム基地に撤退を開始しています」
美鈴を連れ、ライム基地に戻ってきた野々村を出迎えたのはガルヒンク基地壊滅の凶報を伝えに来た柔欄寺だった
「ISUがガルヒンクを奪還しに来たのか?」
「どうやら違うようです。ホフマン少将が主だった部隊長を呼んでいます。当然隊長も呼ばれていますのですぐに本部に」
「分かった。美鈴を頼むぞ」
美鈴を柔欄寺に任せ本部に足早と駆けていった
「これがガルヒンク基地が壊滅する前に届いた音声だ。聞いてくれ」
主だった部隊長が集まった本部会議所でホフマンがガルヒンクから届けられた音声を再生した
「こちら…DA軍…ガルヒンク基地。今、敵…からの……受けた。ガル…基地は壊滅。敵は…弾道砲…所持し……」
音声は雑音が多く混じっており、最後の言葉を言った後大きな爆発音がし通信が途絶えていた
「敵はミュンヘンに巨大弾道砲を建設している」
ホフマンが重々しく顔を下げながら告げると会議所がざわめきだした
「ですが、今時弾道砲を作っても弾道ミサイルのほうが安上がりでは…
」
「砲弾はほぼ迎撃は不可能なんだ、一発落とすのにもミサイルを十数発撃たなければならない。だからこちらのほうが防衛には向いている」
「そ、そんな…」
嘆いている将校達を見ながらゆっくりホフマンは顔を上げ
「だが、当然デメリットがある。まずは砲弾だ。ガルヒンクを壊滅するだけのデカイ弾道砲だ、当然弾もデカイ、デカければ整備にも時間がかかり尚且つ装填にも時間がかかる。もう一つは接近されると意味がなくなる。弾道砲は長距離用だからな」
「では、まだ策があると」
アメリカ軍の軍服を着た将校がホフマンを見つめていた
「あるにはある。だがかなり危険だ、作戦概要はこうだ」
ホフマンが会議所にあるタッチパネルを操作しミュンヘンを映し出した
「敵はかなりの防衛網を敷いているだろう。そこに一点集中突破で突破口を開き、部隊を投入、突入した部隊は巨大弾道砲に向け前進。弾道砲に到着するとこちらが現在輸送中の高性能爆弾【MDB】を使用し弾道砲を破壊する。弾道砲さえ破壊すれば戦意も喪失するだろう」
感嘆の声を上げる将校達を尻目に野々村が手を挙げ
「では、その【MDB】はどこの部隊が弾道砲まで?」
ホフマンが少し間を空けてから言いづらそうに目を伏せながら
「この作戦をWDA本部に通達すると、この作戦の要である突入する部隊は…君たち第109特別遊撃小隊とその護衛として混合師団を1個だ」
