複雑・ファジー小説
- Re: 【REVERSE WORLD】… 第九章開始 ( No.66 )
- 日時: 2012/10/22 20:39
- 名前: 将軍 (ID: RAfxUc7S)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/730jpg.html
第3話
「それは…本当なんですか?」
瀧上が信じられないと言った風に
「本当だ、俺たちが敵巨大弾道砲を破壊しろとさ。護衛として一個師団を付けてくれるみたいだけどな」
珍しく柔欄寺が焦ったように
「それでも無茶ですよ! 私達まだ2回しか戦闘してないんですよ」
「俺だって会議の時に言ったが『本部の意向だ』とか言って聞いてくれないんだよ」
「そー言ってもねー」
「無駄だって。なら生き残ることを考えればいいんだよ」
小隊全員が沈黙していると
「もうすぐクリスマスだし。みんなでこの戦い生き延びてクリスマスを楽しもうよ」
美鈴が言った後から隊員達が口々に
「絶対生き残ってやる!」
「俺、生きて帰ったら好きな奴に告白するよ」
「ちょっと誰よ! いきなり死亡フラグ立ててる奴は」
隊員達が笑顔になっていった
「よぉ、さっきはありがとな」
夜中、寝付けない俺は外の風に当たろうと外に出るとそこには美鈴が居た
「いいよ、私の本音を言っただけだし、幼馴染から恋人に変わった初めてクリスマスを迎えたいから」
美鈴が俺の胸に顔をうずめ甘えてきた
「そうだな」
美鈴の体が少し震えていた
「怖いか?」
「怖いよ、だって私かジンが死んじゃうかもだし、他のみんなも…」
美鈴の体を抱きしめ
「大丈夫だよ。俺たちは大きな戦いを2回も生き延びたんだ」
「そう…だよね」
「あぁ」
美鈴の震えが止まるまでずっと抱きしめていた
「これよりミュンヘン奪還作戦第2段階を始める。我々は敵防衛網の一点集中攻撃を行い穴を空ける。そこに第109特別遊撃小隊と第3混合師団を投入、第3師団は敵から109小隊を防衛、109小隊は弾道砲到着後【MDB】を設置、爆発半径約1kmから離脱を確認次第爆破、敵拠点にもなっていると思われるので敵は瓦解する。これで我等の勝利だ。この戦い勝つぞ! 全軍出撃」
WDA軍がミュンヘン奪還にむけ、進軍を開始した
「WDA軍が侵攻を開始しました。距離一万五千 数およそ23万」
通信兵からの報告を聞きザウルは
「【イブ】起動、砲弾は拡散重弾。砲兵幕僚、発射まで何分だ?」
「10分程かと」
「では、5分で発射だ、無理とは言わせん」
ザウルの冷たい視線を浴び
「りょ、了解しました」
砲兵幕僚が慌しく部下に命令していた
「敵防衛網まで残り七千 敵防衛網数およそ20万です」
「そのまま行軍速度を落とすな」
ホフマンが指示を出していると
「ミュンヘンより高速移動物体接近中。これは…弾道弾です! 着弾予測地点は後方支援部隊です」
「迎撃しろ!」
「間に合いません、着弾します!」
後方から耳を劈くような爆発音と衝撃が襲ってきた
「被害報告!」
「後方支援部隊8割損耗、後続部隊にも爆風と破片物で怪我人多数!」
「行軍速度を落とすな! 狙い撃ちにされるぞ」
「着弾確認 敵後方支援部隊に命中、後方支援部隊はほぼ殲滅、されど主力部隊に影響なし」
ザウルは【イブ】の中に設けられた本陣で通信兵の報告を聞いていた
「そうか。防衛部隊に通達、拠点防衛の陣を敷き、殲滅ではなく各個撃破で戦力を削れ」
「敵防衛網まで三千をきりました」
「全火器使用許可。一点集中で穴を開けろ!」
戦車砲や対地ミサイルが敵防衛網に向かって戦端を開いたのだった
