複雑・ファジー小説
- Re: 【REVERSE WORLD】… 第九章開始 ( No.68 )
- 日時: 2012/12/21 00:05
- 名前: 将軍 (ID: xRtiMmQO)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/730jpg.html
第1話
ミュンヘン奪還戦から3ヶ月が経った12月、世間はクリスマスや年末年始で賑わっているが、そのころ第109特別遊撃小隊の面々は——
「もうクリスマスだな。月日が経つのが早く感じるよ」
少尉として宛がわれた執務室(といっても空き部屋にパソコンを置いただけ)で先日行われた演習の書類を副官の美鈴と共に片付けていた
「おじさんみたいな事言ってないで早く終わらせるわよ。弾薬使用量報告書の確認お願いね」
パソコンで作り上げた書類を野々村のところまで持っていき確認の判子をもらわなければならない
「実際かなり歳食った気分だ」
渡された書類に目を通し誤字脱字がないか確認し判子を押した
「これで全部終了だ」
執務室で大きく伸びをしてから教官に出来上がった書類を渡すべく教官室に向かった
「ご苦労だった。ところで野々村少尉、君達第109特別遊撃小隊にWDAから今年のクリスマスに本部があるノースカロライナ州で開催される勲功式に出て欲しいと正式に要請が下った。」
書類を教官に渡しに教官室に入り、教官が書類を確認し終え。さて戻るとした矢先のことだった
「勲功式にでありますか?」
「そうだ、勲功式が終わったらお前達は現地アメリカでの日米合同演習にそのまま参加してもらう。合同演習は1月3日だ、それまでは現地待機だ」
現地待機——それが意味するのはすなわち1月3日までは休暇というわけだ
「了解しました」
教官に向け敬礼をし足早と教官室を出た
小隊員の溜まり場になっている共同スペースで今回の任務について話していた
「よっしょ! けっこう長い休暇だぜ」
「それだけの事したって感じはしますよ」
「まぁ、その通りだと思うけど」
「アメリカの料理ってうまいのかな?」
いつもより饒舌で口々に隊員は話していた
「休暇もいいけど合同演習のときに恥かかねぇように体は鈍らせるなよ」
はぁーいと元気よく返事をしているがたぶん全員が上の空だろう
「なぁ美鈴、アメリカ行ったらどっか二人で行きたい場所あるか?」
「お、隊長デートすっか。いいっすねぇ」
一人の隊員が冷やかすと他の隊員も冷やかし始めた
「冷やかすなお前等」
一番最初に冷やかした隊員の頭にチョップを加えた
「で、どっか行きたい場所あるか?」
「……え、あぁゴメン。聞いてなかった」
ちょっと疲れた顔した美鈴が謝った
「いや、良いけど。お前大丈夫か?」
「うん、だいじょ……」
立とうとして足に力を入れたらそのまま倒れてしまった
「大丈夫か! おい美鈴!」
美鈴からの返事はなかった
