ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「うわぁ、これは醜い…」
ゴールスが婦人の死体を見て嘆く。
ゴールスはロンドン警視庁捜査一課の警部。
転勤がかなり多いある意味大変な警部だ。

「ガイシャの身元は？」
死体を眺めながら言う。
「っはい。被害者はミカロス・バンタッ…バンダード。」
新入りのフィニ・ソフィアが早々に噛む。

「今、噛んだ？」
警部が確認…

「いえッ。」
嘘を通そうとするフィニ…

「噛んだでしょ？」
からかいながら聞く警部…

「噛んでませんッ。」
意地でも嘘を通すフィニ…

「もっかい言ってみろ。」

「はいっ。被害者はミカロス・バンタッ…バンダード。ッチ。」
噛んで舌打ちするフィニ…

「今、舌打ちした？」

「はいッ。」
なぜか敬礼するフィニ…
とても笑顔だ。眩しいくらいの笑顔を放つフィニを警部が資料で叩く。

「なにがはいっだ。お前は聞き込みしてろ。」
そう言うと警部は鑑識の方へ向かった。

「鑑識、指紋は？」

すると鑑識はしぶしぶと顔を顰めて言った。








「それが…被害蛇の体には被害者の指紋しか残っていなかったんです…しかも、不自然な形で…」




「どういうことだ？」