複雑・ファジー小説

Re: ジャック・ザ・リッパー_薔薇を好む悪魔_ ( No.21 )
日時: 2011/08/30 09:51
名前: 爆 ◆fcK1rqhpnk (ID: 4fy95xCZ)

「なにぃ?被害者の体に不自然に被害者の指紋が残る?どういうことだ?」

鑑識一の美人、リョウコ・フェルリアの顔に警部の怖面が近づく。
もちろん、煙草臭くて、おじさん臭い、ドン臭い、三段臭いが揃ったいい年のおじさんの顔が近づいたって、誰も喜ばない。

「は…はい」

少々困りつつも、指紋が背中、手首、腹等、数か所にあったことを伝える。

「殺したのは犯人だぞ、どうして被害者の指紋が付く!!」

 変な所に怒りが溜まる。警部の怒りを処理するのもリョウコの仕事。

「ですから…それが謎なんですよって。」

あきれ顔で言う。すると警部も納得したかのように頷く。

「しかし、何とも無様だ、ん?これは…」
そういうと、死体の子宮に薔薇と一緒に刺さっていた紙を見つける。血で文字が書いてある。


【 To excellent detectives

     How my best children.

     It is children whom I took charge offrom a woman.

     I could be brought up in place of mychild properly, and a dress improved a womanneatly

     I keep a child for more women
      bring it up into the excellenttailor.

     Women dyed like a rose neatlyincreasesteadily.

     I can imagine a beautiful figure   

              Sender Jack the ripper】


「えぇっと、なになに?
優秀な刑事さん達へ、どう?僕の子供たちは、婦人から預かった子供たちだよ。僕の子供の代わりにちゃんと育てて婦人を綺麗にドレスアップさせたんだ。まだまだ子供を預かってるよ、立派な仕立て屋に育ててみせる。薔薇のように綺麗に染まる婦人がどんどん増えるね。美しい姿が想像できるよ、」

 そこまで、読み終わると警部は顔をしかめた。

「誰からですか?」














 「ジャック・ザ・リッパーより…」