複雑・ファジー小説
- Re: 交錯する世界 第一幕「START」(オリキャラ募集中) ( No.102 )
- 日時: 2011/09/11 23:39
- 名前: Rlcssha (ID: rGqN8kgk)
隆樹「じゃあ、錬もここに入ればいいじゃん」
栃乃「あの…それは少しまずいのでは…」
隆樹「まだ人数も半分だから、いいんじゃないのか?」
栃乃「そういう問題ではなく、無断で入れることがまずいということです」
隆樹「あの人なら許してくれるっしょ。というわけで、ようこそ‘核’へ」
錬「…は?」
いきなりようこそと言われても、何に入ったのかわからない。
三浦「ちょっと…強引すぎやないか?」
隆樹「だって、錬もこっちにいた方が安全だし」
三浦「アホ!逆や逆」
だから、何に入ったのかを説明してほしい。っていうか訊けばよかったのか。(おい
錬「隆樹…」
隆樹「…ん?」
錬「色々質問があるんだが」
隆樹「あー…だろうな。というわけで勇人さん説明をお願いします」
勇人「何で俺なんだよ」
隆樹「さっき話さないとか言ってイジワルだったから」
勇人「いや理由になってないし」
おれとしては、別に誰が説明しても変わりないと思うんだが…
勇人「んと…錬、だっけか?質問ってなんだ?」
錬「えっと…まず、‘核’って何?」
勇人「まずそっからか…めんどくさいな…。えー‘核’っていうのは、俺たちが入っている組織…っていうか軍隊だな」
軍?何のためにそんな…
勇人「ちなみにここ集まっているやつは全員その‘核’の若年選抜執行部って呼ばれている」
錬「はぁ…」
勇人「あとは任せた、楓」
楓「え、ええ!?私ですか!?」
勇人「ん。俺より楓の方が説明上手いだろ」
仄香「それってただ単に説明するのが嫌だったからじゃ」
勇人「お前、どっから!?ってホントのこと言うなよっ!というわけでよろしく楓」
楓「え、あ、はい。上手に説明できるか不安ですけど…」
なんだ、つまりいいってことなのか…?—次は…ま、とりあえずこれを訊いておかないと…
錬「っとじゃあ…この組織…じゃない軍の目的は?」
楓「はい、えっと…何て言ったら…。簡単に言えば、セグを倒し追い払うためだけに作られたものと考えてください。セグというのは、言わば私たちの敵です。敵といっても、こちらから攻撃しなければ、町を破壊したり、人にケガを負わせるようなことはしません。ただ、ある場所を目指しているだけです。」
錬「ある場所?」
楓「はい。詳しくはまだわからないのですが…そのセグたちがある場所についてしまうと、大変なことになります。だから、私たちはそれを阻止するのです。それが私たちの役目です」
錬「はぁ………と……じゃあ、その‘核’とセグについてもう少し詳しく…」
楓「わかりました。‘核’は主に3つの部から成り立っている軍です。軍といっても、一時的なもので、このことが解決したら解散して、‘核’自体がなくなります。ちなみに、その3つの部とは、『下層部』、『中層部』、『上層部』となっています。私たちは、下層部の部隊なんです。また、軍の警備兵とかもここの下層部です。要するに、下層部は中層部や上層部の指示にしたがって任務をする人がいるんです。…あの…大丈夫ですか?」
聞き慣れない言葉が次々に入って来たからか、すこしくらくらする。
錬「だ、大丈夫…続けて…」
楓「は、はい…。えーっと…その一個上の中層部は、ほとんど任務はしませんが、私たちに指示をしたり、情報を集めたり、作戦をたてたりするんです。そして上層部は、ほとんど謎に包まれています。ただ、そこにいる人数はわかっていて、たったの3人なんですその中でも『軍主(ぐんしゅ)』と呼ばれている人は、顔すらみたことがないという人がほとんどなんです。もちろん、私も見たことがありません」
錬「は、はあ…じゃあセグは…?」
楓「セグも、‘核’と同じ組織なのですが、‘核’より人間の数ははるかに少ない…と思います。」
錬「だいたい何人ぐらい…?」
楓「‘核’は80人ぐらいだと思いますが、それに対してセグは10人もいかないと思います。もしかしたら5人もいかないかもしれないです」
錬「ふーん…そんなに少ないのか…」
楓「人間は…です」
錬「?」
他に質問もないので、とりあえず説明は終わった。
まとめると…隆樹たちは‘核’という軍組織の中にいて、セグという敵を、ある場所に向かわせないようにしている。そしてその中に、新たに自分も入った…のか?
今分かっていることはこんなものだろう。
—キンコーンカーン………
錬「あれ?これって12時の鐘…?」
恵鈴「ほんとだー…。時間が経つの速いね」
三浦「なんや、もうこんな時間か…。ワイはもうちょっと恵鈴ちゃんと一緒に居たいけんな…」
童「こんなときにふざけるなこのロリコンが」
三浦「な、なぁ!?ワイはロリコンやないで!」
煉「ロリコン…ぷっ」
三浦「お前も笑うなや!」
栃乃「へ…そうだったんですか…」
三浦「だから違うってゆーとるやないか!」
もう12時…?確か現実の方で学校を出たのは…8時45分過ぎ。あれからもう3時間も経った…?
そう思うと、本当に時が経つのは速いな…と思う。
少しおじさんぽいか?