複雑・ファジー小説

Re: 交錯する世界 第一幕(キャラ募集中、アンケート中) ( No.106 )
日時: 2011/09/15 19:46
名前: Rlcssha (ID: rGqN8kgk)

とある学校の校庭に、一輪の花が咲いていた。

今、学校は戦場と化している。

その戦場の中で、何にも負けないような生命を見た。


第六話「鹿賀見(かがみ)小学校攻防戦」


隆樹「…どうした…?」

隆樹の目は真剣だ。いつもはぼけっとしてるのにな…

隆樹「え、セグが?鹿賀見小学校に来ちゃったって?」
栃乃「ちょっと待ってください。鹿賀見小学校って…結構近いじゃないですか…」
隆樹「—え?みんなにも聞こえるように?…はいはい」

隆樹はトランシーバーをこちらに向けた。

女性「現状は今隆樹に教えたとおり。セグの奴らが鹿賀見小学校に侵入したの。つい先程ね。さっきヘリからの映像で確認した」

話し相手は…女のようだ。

勇人「で、どうしろと」
女性「もちろん、鹿賀見小学校への被害防止のうえ、セグを撤退させること。今回はまとまってるからやりやすいでしょ」
恵鈴「帰らなかったら?」
女性「そのときは、もう手加減なしでOKだから」
三浦「よっしゃー!いっちょやったるで!」
女性「待って。まだ話は終わってない。—今回は、三つのグループに別れて行動して欲しいの。」

女性「まず一つ目のグループは、小学校の周りに結界を張ってこれ以上の侵入を防いで。担当は…楓、天魔、仄香の三人。終わり次第他の援護に回って」
天魔「りょーかいっ!!」

女性「二つ目のグループは、その結界を張った後に学校外にいるセグを任せる。恵鈴、茉由、童、勇人の四人でよろしくね」
茉由「任されちゃった」

女性「それで最後三つ目のグループは、小学校内での戦闘。あまり壊さないで欲しいから、承知しといて。担当は煉、隆樹、栃乃、三浦、聡真の五人だから」
聡真「あーい」

女性「じゃ、健闘を祈ってるよ」

この言葉以降、トランシーバーから声が聞こえることはなかった。
向こうが通信を切ったのだろうか。

隆樹「あ、やば」

隆樹が急に声をあげた。

錬「何」
隆樹「お前のこと言うの忘れてた」