複雑・ファジー小説

Re: 交錯する世界 第一幕(キャラ募集中、アンケート中) ( No.134 )
日時: 2011/09/28 23:36
名前: Rlcssha (ID: GHSfKC5a)

錬「え、まぁ…」
聡真「ならいいけど…」

聡真は少し不安げに言った。

煉「—あっ、一体奥の方に行きやがった!」
栃乃「えっと…あっちは校舎の方では…」
三浦「それまずいんとちゃうか?」
隆樹「このまま校舎に入られたらやりにくいな…」
煉「ちっ」

煉は軽く舌打ちをした。

煉「待ちやがれこの野郎!」
三浦「あ」
栃乃「あぁ…」
隆樹「あぁじゃないよ…追うぞ」

先に走っていった煉の後を隆樹たちが追いかけた。
あれが最後の一体だろう。

聡真「みんな行っちゃうんだ…」
錬「そうっぽいな」
聡真「じゃ、空気を読んで僕も行きますか…」
錬「聡真も?」
聡真「行かないと後でサボリとか言われそうだしね。あ、ほら、銃」

いや、それはサボリとかいう問題ではないような気がするのだが…

錬「ちょっ…」
聡真「じゃ」

おれが『ちょっと待て』という前に、聡真はみんなの後を追いかけて行った。…意外と走るのが速い。

おれは、ふと、聡真に手渡された銃を見た。鉄(?)でできた銃は、黒く、鈍く光っていた。…銃口と持ち手に傷がある。

錬「(これは…?)」

銃口の傷を指でなぞった、そのとき。



ズン



と低い音が響いた。校舎の方からだ。
おれは銃を見るのを止め、手に握った。そして校舎の方へと走った。

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女性「本当に大丈夫?さっき熱でぶっ倒れてたんじゃないのか?」
男「心配しなくていい」
女性「…もう」
男「準備は出来てるんだよな?もう行っていいか?」
女性「待て。まだ許可が出てない。……?」
男「どうした?」
女性「見慣れない子が一人いるね」
男「追い出すか?」
女性「いい。このまま様子を見ましょう。役に立つなら…私達のコマとして使うまでよ」