ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

〜再び高校にて〜（勇人サイド）

童「お、雨降ってきた」
勇人「ほんとだ」
童「どうせならもっとどかって降ってくれた方がいいのに」
勇人「なんで？」
童「早く帰れるかなって」
勇人「ばか」

俺は窓の外の雨をぼんやりと見つめていた。
そのとき、教室のドアが開き—。

天魔「やっほーい、童、いる？」
童「いるが…いい加減先輩くらい付けて欲しいな」
楓「どうもです」
勇人「あれ？楓も一緒？」
楓「はい」
天魔「ねえねえ聞いてよ！昨日さ、中学生に会ってさ…」
童「—へえ…誰かの弟かな？制服ってことは…学校帰り？」
勇人「兄か姉のお迎えだったりしてな」
楓「普通そういうのはこないです」
勇人「う」

なぜ学年が違うのにこんなにフレンドリーかというと、じつはみんな俺の家の近所に住んでいる。
そのため、昔からの付き合いなのだ。

天魔「風強いねーー！」
童「そうだな…さっきよりもちと強いような…」
天魔「このまま帰れないかな…ってあ。自転車のシートにカバーつけるの忘れた…こりゃ帰りはぐしょぐしょだね…」
童「ったくばかだな…って、お前、時間大丈夫か？」
天魔「え？あぁ！いけない！ってかもう予鈴鳴っちゃってるし！急ぐよ楓ちん！遅れたらまずいよ！」
楓「え、あ、はい！おじゃましました！」

それだけいうと、天魔と楓はさっさと教室を出ていった。

俺と童にとっては、天魔のほうがある意味台風だろう。







（（ただ単に高校メンバーを登場させたかっただけの話？））