複雑・ファジー小説

Re: 交錯する世界 第一幕「START」(オリキャラ募集中) ( No.84 )
日時: 2011/09/08 23:13
名前: Rlcssha (ID: rGqN8kgk)

錬「何を…」
栃乃「いいからふせてください!」

何で…と言おうとしたとき、栃乃の手にドラマでよく見るな刀があった。

栃乃はその刀を横に振った。その直後、後ろで大きな爆発が起きた。

隆樹「うおっと…って危なっ…!ちょ、栃乃…!!」
栃乃「え、し、仕方ないじゃないですか!だから私は止めたんですよ?」
隆樹「それにしてもいきなりはないだろ…!」
栃乃「はい。正直、君に当たらないかどうか不安でした」
隆樹「じゃあやるなよ…ったく…」
栃乃「当たらなくて良かったです」
隆樹「当たり前だ!!」

おれは全く状況がわからないまま、二人の言い争いを立ち聞きしていた。

隆樹「—で、お前はどう思うんだ?」
錬「…は?」

急に話を振られ、思わずそう言ってしまった。

錬「何が…?」
隆樹「何がって、急に斬ろうとしてきたことをどう思ってるってのだ」

知るか。

そもそも話の意味がわからないのに感想を言えと言われても困る。
そして悩んだあげくでた答えが…。

錬「…良かったな」
隆樹「良くねえよ…。あと10センチ下だったら死んでたんだぞ…」

ええ、死!?

栃乃「死ななくて良かったです」
隆樹「だから良くねえって」

栃乃は満面の笑顔で言った。な、なんて恐ろしい…

隆樹「結局、応援はどうしたんだ…‘核’のやつらは?」
栃乃「今はまだ来てないようですけど…」
隆樹「よぉしじゃあ残りのやつを倒しに行くか…行くぞ錬」

隆樹に突然腕をつかまれ、ずるずると引きづられていく。

錬「は…!?どこへ?」
隆樹「どこか」

おい!!

隆樹「見つけ次第殺せ」

殺っ…………!!??

とうとう隆樹の頭がイってしまったのだろうか。それとも聞き違いだろうか。
…聞き違いであってほしい。

錬「…えー…今何つった?」

隆樹「見つけたら殺…というよりは倒せ。殺すっていうとなんかやりたくなくなる」

錬「すまん、イミフだ」
隆樹「……大丈夫か?」
錬「何が」
隆樹「頭」

それはこっちのセリフだ!!

そう言おうとしたが…

隆樹「…ちょっと待って」

一言言うと、ポケットからトランシーバーのようなものを取り出した。

隆樹「でどう?‘核’のやつら来た?…もうすぐか…」

誰かと話しているようだ。トランシーバーがなければ完全に独り言だ。

隆樹「で…あーそっちにセグが出たんだ…。じゃあ今から向かうよ。ほいじゃ」
錬「今のは…誰から?」
隆樹「中層部の人から」
錬「中層部?」
隆樹「はぁ……後で言うから。行くよ」
錬「だからどこへ…」

隆樹「高校のとこ。もうみんな待ってると思うし」